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年収ダウン!借換え専用住宅ローンを活用

この不景気で残業代カット、年収が大幅にダウンというケースが増えてきています。住宅ローンを見直して、少しでも支出を減らしたいところ。借換えだからこそ利用できる住宅ローンをご紹介します。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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借換えなら、より金利が低い住宅ローンを利用できる

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借換えなら、より低金利の住宅ローンも。見直すことで支出を抑えることができる可能性大です。
住宅ローンの借換えを検討するきっかけで最近増えてきたのが「収入のダウン」です。残業代が月に数万円減る、来る夏のボーナスも何割かのカットなど、すでに収入減が家計を直撃してきています。もし、毎月の家計が赤字になっていて、貯蓄を取り崩している生活になっているとしたら、早めに手を打つ必要があります。

固定費の中でも多くを占める住宅ローンの支払額を抑えるのに、手っ取り早いのは金利の低い住宅ローンに借換えすること。各金融機関では、借換えの場合には、新規購入よりも有利な借換え専用ローンを取り扱っているところもあります。

全期間1.5%優遇のローンも

それでは、主要な銀行で取り扱っている借換え用の住宅ローンをご紹介します。なお、金利は2009年4月の適用金利です。

●みずほ銀行
新規購入の場合の「当初期間重視プラン」は、当初固定期間は店頭金利より1.7%優遇のところ、借換えの場合には、当初固定期間中1.9%優遇となっています。さらに、固定期間終了後の優遇幅も大きくなっており、10年固定は当初10年間は店頭金利から1.9%優遇で1.85%(新規の場合には2.05%)、11年目以降は店頭金利から0.6%優遇(新規の場合には0.4%優遇)です。

団体信用生命保険に3大疾病保障特約を付保することも可能。3大疾病保障特約の保険料は金利に0.3%上乗せとなります。そのほか、ケガや病気で就業障害の状態になった場合には、その間のローン返済額をカバーしてくれるローン返済支援保険も任意で加入できます。

●三菱東京UFJ銀行
全期間優遇タイプの場合、店頭金利より1.4%優遇(新規購入の場合には、自己資金が20%以上なら同じ優遇、20%以下の場合には1.2%優遇)。当初固定期間に大きな優遇のタイプ(固定期間10、15、20年)では当初固定期間は1.9%優遇(新規購入の場合には、自己資金が20%以上なら同じ優遇、20%以下の場合には1.7%優遇)、固定期間終了後は店頭金利から?1.0%です。これにより、10年固定は1.85%、15年固定は2.35%となっています。

7大疾病保障付住宅ローンもあり。保険料は月払いで別途支払いが生じます。

●中央三井信託銀行
全期間一律優遇プランで、全期間1.5%優遇(新規購入の場合には1.3%優遇)。これにより、変動金利は0.975%(新規購入の場合には1.175%)となっています。

入院保障付きの3大疾病保障・がん保障もあり、保障内容によって、金利に0.1~0.3%上乗せとなります。



借換えには諸費用もかかります。諸費用を抑えたい場合の方法は次のページで。
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