住宅ローンの借り換え・返済/住宅ローンの見直し関連情報

住宅ローン借換えの手続き手順(2ページ目)

住宅ローンは、借入れ後のメンテナンスも重要。その一つが借換えです。より有利な住宅ローンが見つかった場合、借換えはどのように行えば良いのか、その手順をご説明します。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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固定金利期間中の変更は他行への借換えになる

同じ銀行で金利タイプを変更できる場合、他行へ借換えをしなくてはならない場合は次のようになります。

●現在変動金利型の場合
同じ銀行で、固定金利選択型に変更できます。ただし、全期間一律優遇タイプであれば、固定金利選択型の全期間一律優遇タイプへの変更です。全期間固定金利型および、当初固定期間優遇タイプの固定金利選択型への変更はできませんので、他行への借換えになります。

●固定金利選択型で固定期間が切れるタイミング
変動金利型や固定金利選択型を選ぶこともできます。ただし、上記の変動金利型と同様、同じ優遇タイプのものに限ります。全期間固定金利型を希望する場合には、他行への借換えになります。

●固定金利期間中および全期間固定金利型の場合
他行への借換えになります。

2本以上のローンがある場合は一緒に借換えが必要

変動金利型と全期間固定金利型を合わせて借入れしていたり、夫婦がそれぞれ住宅ローンを組んでいたりなど、住宅に2本以上の住宅ローンが組まれている場合がありますね。

このような場合、例えば変動金利型の部分だけを借換えたい、夫の分だけを借換えたいということは残念ながらできません。2本以上ある場合には、原則として全部を一緒に違う銀行へ借換えする必要があります。

これは、担保設定のため。銀行が住宅ローンを貸し出す場合、「第1位の抵当権設定」を条件としている場合が多くなっています。一つを残しておくと、新たに貸し出す銀行は第2位以降になってしまうため、一部だけの借換えはほとんどできないので注意しましょう。

借換え手続きの手順は次のページで。
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