イヤホンやヘッドホンはどう選べばよい?

イヤホンやヘッドホンは、形や構造などによって、いくつかのタイプに分けることができます。用途に応じて、適切なタイプを選べば、より快適に、より高音質に楽しむ事ができます。

【目次】  

イヤホンの種類と特徴

イヤホンはコンパクトで携帯性に優れています。大別して、「インナーイヤー型」と「カナル型」の2タイプがあります。最近では、周囲の騒音が聞こえにくく、音質面で有利な「カナル型」が人気です。
 

脱着しやすい「インナーイヤー型イヤホン」

耳穴に浅く引っ掛けるように装着するタイプで、「インイヤー型」とも呼ばれます。携帯型音楽プレーヤーなどを購入すると付属している、昔から最もポピュラーな形式と考えれば良いでしょう。メリットは、着脱が容易な点。製品が豊富で、音質、デザインや色など、好みに合わせて選ぶ楽しさもあります。デメリットは、周囲の騒音が聞こえ易く、また、聞いている音も周囲に漏れ易い点。

以上の特徴から、騒音の多い電車内、周囲に音が漏れると迷惑な満員電車内で、長時間使用するには不向きです。一方、着脱が容易なので、短時間の電車・バスや徒歩など、環境の変化が多く、周囲の音もある程度把握すべき用途には適しています。
 

おすすめのインナーイヤー型イヤホン

■ゼンハイザー MX375
ドイツの名門「ゼンハイザー」の定番MXシリーズのニューモデル。美しいデザインと豊かな低域が魅力。信頼の音質が進化し、手軽な価格も嬉しい逸品です。
 
■BOSE Apple devices
汗や水しぶきにも強いスポーツ用のイヤホン。BOSE独自のイヤーチップで、インナーイヤー型ながら、動いてもズレにくく、高いフィット感で、遮音性と快適な装着感も実現。音質もBOSEならではのリッチなサウンドで、エクササイズ以外の用途にもおすすめできる良品です。
   

音漏れも少なく、長時間の使用におすすめ「カナル型イヤホン」

iPodの普及とともに、2000年頃から広まった方式で、インナーイヤー型に比べると、比較的歴史は浅いと言えます。外耳道(Ear Canal)へ耳栓のように挿入するので、「カナル」型と呼ばれています。

耳栓のように装着するため、周囲の騒音が聞こえにくく、また、聞いている音が周囲へも漏れ難いのが特徴です。周囲の騒音が聞こえにくいと、小さな音も良く聞き取れ、音質面でも有利です。また、再生音量が小さくて済むので、耳への負担が少ないのもメリットです。
 

おすすめのカナル型イヤホン

■エントリークラス(3,000円未満):ソニー XBA-C10
ソニーが独自開発したバランスドアーマチュアドライバを採用し、低価格ながら繊細な表現力が人気。4色から選べる楽しさも。
 
■ミドルクラス(5,000円前後):iSOUND MUIX IX3000
韓国の新興ブランドならが、優れた音質とコストパフォーマンスで権威ある賞を複数受賞し、人気急上昇中。
 
■ハイクラス(1万円前後):SHURE SE215 Special Edition
カナル型の元祖とも言えるSHURE(シュア)のエントリーモデル「SE215」をベースとしたスペシャルエディション。クリアで高品位な音質は、価格以上の価値を感じられるでしょう。スペシャルエディションならではの爽やかなカラーリングはファッションアイテムとしても人気です。
 
■ハイエンドクラス(1万円以上~5万円未満):SHURE SE535 Special Edition
バランスドアーマチュアドライバーを3基搭載し、高域の繊細さに加え、リッチな低域も味わえる。どんなジャンルの音楽も素直に鳴らしつつ、艶のある心地良い音色は絶品。筆者も愛用の品です。
 
■超ハイエンドクラス(5万円以上):ゼンハイザー IE800
ゼンハイザーが技術の粋を結集させた最高峰モデル。クラシックの鑑賞にも充分に応えてくれる低域から高域までスムースで洗練度の高い音質は圧巻。機能美が形になった流線型で質感の高いフォルムは、コンパクトさと相まって宝石のような存在感を持っています。
   

ヘッドホンの種類と特徴

ヘッドホンは音質に関わる構造面で大別して、「密閉型」と「開放型」の2種類があります。密閉型は、周囲の騒音を遮断し、また、聞いている音も漏れ難いのが特徴です。開放型は「オープンエア」とも呼ばれます。周囲の騒音が聞こえ易く、聞いている音も漏れやすい特徴がありますが、密閉型に比べて音が開放的で、静かな場所で、じっくりと音楽を鑑賞する用途に適しています。
 

万能な「密閉型ヘッドホン」

空気を密閉する事によって遮音性が得られます。マイクを使うスタジオなどでは、ヘッドホンからの音漏れが問題となる場合もあるので、原則、「密閉型」が採用されています。電車内で周囲の騒音を軽減したり、家庭でも生活音を遮断できるなど、日常生活でも重宝します。
 

密閉型ヘッドホンのおすすめ機種

■エントリーモデル(5,000円未満):パイオニア SE-MJ542
アルミ素材を用いた質感の良さ、老舗オーディオメーカーならではの真面目で高品位な音質が魅力。
 
■ミドルクラス(5,000円以上~1万円未満):SHURE SRH440
SHUREの密閉型ヘッドホンの中堅機。価格は手ごろながら、音を素直かつ高品位に引き出すハイグレードサウンド。音質対のコストパフォーマンスは最高峰。ケーブルは片出しで邪魔になりにくく、交換も可能です。
 

 
■ミドルクラス(1万円以上3万円未満):ソニー MDR-1R
今、売れ筋ナンバーワンの人気モデル。音質や装着性だけでなく、洗練されたデザインと質感は、同価格帯のヘッドホンに比べて抜群です。
 

 
■ハイエンドクラス(3万円以上):オーディオテクニカ ATH-A2000Z
チタンやマグネシウムなど贅沢な素材を使い、密閉型とは思えない開放的で心地良い音質を実現。高精度に組み立てられた世界に誇るメイド・イン・ジャパン品質も魅力。
 

 

音を楽しもう!「開放型ヘッドホン」

「オープンエア」とも呼ばれます。周囲の騒音が聞こえ易く、聞いている音も漏れやすい特徴がありますが、密閉型に比べて音が開放的で、静かな場所で、じっくりと音楽を鑑賞する用途に適しています。
 

「開放型」ヘッドホンのおすすめ機種

■エントリークラス(1万円以下):KOSS Portapro
登場から四半世紀の時を経ても、今もなお、独自のスタイルと重低音サウンドで人気の銘機。折り畳みが可能で携帯性にも優れています。
 
■ミドルクラス(1万円以上~3万円未満):AKG K612PRO
オーストリアの名門、AKGのオープンエアーモニター。開放的なサウンドで、長時間の作業やリスニングにも適しています。
 
■ハイエンドクラス(3万円以上~10万円未満):ゼンハイザー HD650
長年に渡り、開放型ヘッドフォンの代名詞的存在。高精度な音で、マニアや専門家の評価も高い銘品。
 
■超ハイエンドクラス(10万円以上):ゼンハイザー HD800
ドイツの名門ゼンハイザーが10年以上の歳月を費やして完成させた、ヘッドホンの極みとも言える最高峰モデル。音のダイナミズムと繊細さを併せ持つ至高の逸品。
 
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