正しい筆ペンの持ち方・おすすめ練習方法!
筆ペンの練習方法……字を上手く書くコツって?
あせるキモチはよくわかりますが、ちょっと待って下さい。ちょっと気をつけるだけで、筆ペンがぐっと使いやすくなる方法があるんです。高宮暉峰先生に、今すぐできる筆ペンのコツを習ってきましたのでご紹介しますね。
筆ペンの持ち方を練習! 上手に書くにはお箸の持ち方がコツ
ボールペン等と違って、筆ペンは、紙に対して横に寝かせて持つと上手に書けません。上手に書くには、持ち方にコツがあるそうです。こうすれば覚えやすいですよ。高宮先生からのアドバイス
持ち方はこれでOK!いざ紙に向かう時、紙に当たる角度はもう少し立て気味を心がけましょう。筆ペンといえども筆ですので、線の太いところと細いところが使い分けられるように、紙に当たる角度は60度くらいがベストです!そうすると、力を入れれば線が太く、力を抜いて軽く書けば細い線が書け、筆らしいメリハリのある線になりますよ。
筆ペンで上手に書くコツ……祝儀袋の本番前に8回練習する!
持ち方OK!角度もバッチリ!でも、すぐに本番の祝儀袋に取り掛かる前に、ウォーミングアップをすると、更に書きやすくなります。久しぶりの筆ペンの書き味を試すためにも、ぜひやってみましょう。まずA4のコピー用紙(裏紙で十分!)を4つに折って折り目をつけます。開いてよく伸ばしたら、ウォーミングアップ開始です。■縦線を引く
まず、折り目に沿って、上から下へ、すーっと縦線を引きます。この時、手首を使わず、肘を後ろに引くように書いてみましょう。これは姿勢が悪いとやりにくいので、自然と背筋を伸ばすことが出来ます。折り目は3本出来てますので、全部引いてしまいましょう。
■横線を引く
姿勢はキープしたまま、同じように、手首を動かさず、腕を動かすように、左から右に横線を引きます。こちらも3本引いてみましょう。
■螺旋を書く
次は、ぐるぐる螺旋を書きます。筆ペンに限らず、螺旋を書くことで手首が柔らかくなり、書きやすくなるそうです。紙を変えてもいいですが、1枚で済ませるなら、右半分を、螺旋で埋めてみましょう。
■本番前に8回練習!
右半分に螺旋を書いたら、左半分に8つの空欄が残るハズ。この空欄の大きさは、会社で買い置きしてあることが多い、お値段安めの祝儀袋、不祝儀袋の、字を書く部分とほぼ同じ大きさなのです。
姿勢もOK、手首もあったまったところで、残った空欄8個分、実際に書く字(会社名や名前等)を練習すれば、清書する自信がついてくるはず。それにしても、A4サイズの16分の1とは……改めて書く欄の狭さを思い知らされた気が。そうでなくても狭いのに、会社名は長いことも多いです。
狭いスペースに筆ペンでキレイに書くコツ
高宮先生からのアドバイス狭いスペースにきちんとバランスよく収めるには、字を小さくするのではなく、縦に長い線を短くする=圧縮することがポイントです。このとき、ただ短くしただけでは格好が悪いので、きちんと最後は筆をしっかり止めることが、字を美しくするコツです。
また横に長い線や斜めに払う線は、やや長めに(少しダイナミックに)書くと、字が小さくならず、縦の線を圧縮しても見劣りしません。中心を揃えて書くのも大切ですが、苗字と名前の間に少しスペースを入れ、 (名前の字の大きさの半分くらい)苗字と名前を明確にしてあげると、とってもキレイに見えます。
字は高宮先生に書いていただききました。ありがとうございました!
いかがでしたか?字のキレイな方からすれば、「そんな面倒なことしなくても」と思われるでしょうけど(涙)、実際にこれを試してから、筆ペン恐怖症がかなり改善されたのは事実!たいして時間はかかりません。急がば回れのウォーミングアップ。ぜひ試してみて下さいね。
【関連記事】