ビジネスマナー/ビジネススキル

どんどん本が読める「つまみ読み」の技術(3ページ目)

目の動かし方を鍛えたり、頭の回転速度を上げるような速読術は、ビジネスパーソンには不要です。ポイントだけを「つまみ読み」する方法を身につけて、ライバルに差をつけましょう。

執筆者:高田 貴久


(1) 本を読む目的を決める

目的を決めることが大切
目的が決まってなければ結局全文を読むことと同じ

「つまみ読み」は、まずは本を読む目的を決めることからスタートします。本を読む目的を決めるとは、その本から何を学ぶか、何を得るかを決めることです。

これは、読む本を選ぶ前に予め決まってしまう場合もありますし、本を手に取ってから決める場合もあります。いずれにせよ、効果的に読むには本文を読み始める前に、その本を読み終わった時に、自分が何を得ているかを決めておく必要があります。なぜなら、「つまみ読み」では、本文の中から、予め設定した目的に合致した部分だけを拾い出して読むからです。目的が決まっていなければ、結局全文を読むことと同じになってしまいます。

では、目的はどのように決めればよいのでしょうか。予め読む本が決まっている場合は、その本を選んだ目的があるでしょうから、悩む必要はあまりありません。一方、何気なく手に取った本の場合は、表紙や裏表紙、目次、前書きなどをまず読んで、その本がいったいどんなことについて書かれているのかを把握しましょう。その上で、自分なりの目的を設定すればOKです。

(2) 読むのに必要な時間を決める

次に、本を読むための所用時間を決めます。軽めのビジネス書であれば、30分から1時間くらいが目安でしょうか。もちろん「つまみ読み」に慣れていない方は、初めは時間がかかりますので、長めに時間を設定して構いません。

その際に注意するのは、なるべく連続した時間を確保し、集中して読むということです。隙間時間を利用して読もうとすると、前回まで読んだ内容を思い出す必要があるので、なかなか本の内容にスムーズに入っていくことができません。また、時間を決めたら、必ずその時間内に、読み終わるようにします。時間を決めずに、だらだら読んでいては、いつまでたっても読み終わることができません。

実際に文章を読む時は、見出しや小見出しを確認し、このセクションで著者は何がいいたいのかを推測しながら読みます。段落の始めの文章を眺めながら、具体例やエピソードのところは軽く読み流し、エッセンスの部分だけをつまみ食いするように読んでいきます。これが「つまみ読み」です。

ビジネス書には、たいてい章ごとの「まとめ」がついているので、ここをきちんと読むだけでも価値があります。「まとめ」を読んで理解できないところだけ、本文に戻って確認する、という読み方でもよいでしょう。

本から得た内容をもっと活かすための方法は次ページ


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