ビジネスマナー/ビジネススキル

どんどん本が読める「つまみ読み」の技術(2ページ目)

目の動かし方を鍛えたり、頭の回転速度を上げるような速読術は、ビジネスパーソンには不要です。ポイントだけを「つまみ読み」する方法を身につけて、ライバルに差をつけましょう。

執筆者:高田 貴久


ビジネスパーソンに必要な「つまみ読み」の技術とは?

つまみ読み
「つまみ読み」とは必要なところだけを読むこと

ビジネスパーソンが身につけるべき「つまみ読み」についてご紹介しましょう。「つまみ読み」とは、本の中で自分に必要なところだけをピックアップして、「普通の速度で」読むことです。本の内容をすべて読む必要がないので、「速く読む」必要はありません。しかも、読むべき文章量が少ないので、普通に本を読むよりも、早く1冊を読み終えることができるのです。

「つまみ読み」をする前提として、以下の2点があります。
・読む対象はビジネス書
・本を初めから全部読むのではなく、自分の欲しい情報だけを読む

まず、読む本についてですが、ここでおすすめなのはビジネス書などの実用書です。行間を読むことが大切であり、それが読書の味わいであり目的である小説の場合、この「つまみ読み」の技術は使えません。本から過去の経験や叡智を学び、現実のビジネスに活かすことが、目的の場合のみこの方法をおすすめします。

次に、「つまみ読み」では全ての文章を読む必要はありません。ビジネス書では、伝えたいメッセージが明確です。なぜなら著者が伝えたいメッセージを、わかりやすく読者に伝えるために、具体例や繰り返し表現、言い換えなどが多用されるからです。なので、実は分厚い本の中でも、読むべき箇所は限定されるのです。著者が伝えたいと思っている、エッセンスの部分だけを抽出して読めばOKです。

「つまみ読み」の3つのポイント

それでは、具体的に「つまみ読み」をする時のポイントを紹介しましょう。やり方は大変シンプルです。以下の3つのポイントだけ気をつけて、本を読めばよいのです。

(1) 本を読む目的を決める
(2) 読むのに必要な時間を決める
(3) 本から得た内容をメモする

次ページ以降で、各ポイントについて、具体的に詳しくご説明します。「つまみ読み」の具体的なやり方については、次ページ


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