文章:立川 亜美(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
この時期は卒業、転職、異動など、別れの季節。あなたも今の場所から離れるとき、「お別れの挨拶」をする場面があるかもしれません。つきあいが長くても短くても、感謝の気持ちをしっかりと伝えたいですね。
かしこまった場面で照れくさく、言いたいことがうまく伝えられずに後悔してしまった、という経験はないでしょうか? そこで今回は、感謝の気持ちをうまく伝えるコツをご紹介しましょう。
伝えるのは「言葉」ではなく「気持ち」
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| 最後の挨拶は、気を引き締めて心を込めて話しましょう。 |
何度も経験する人との別れ。いい出会いだった人とはこれで最後ということではなく、今後も引き続きお付き合いできる関係を続けていきたいですね。それには「また会いたいな」と思われる別れ方が大切。 そうはいっても、今まで一緒に仕事をした仲間が集まっている前で挨拶となると、いつもとは違う雰囲気にのまれて、言いたいことも言えなくなってしまうかもしれません。
照れ隠しに、あまりふざけた感じで最後の挨拶をすると後で悔やむことに。
もし相手が緊張をほぐそうと茶化しても、親しき仲にも礼儀は大切、一緒になって悪乗りしないようにしましょう。最後の舞台は襟を正して、あなたらしい挨拶をしましょう。
別れのとき、お礼と感謝を伝えるのに「ありがとうございました」という言葉をよく使いますね。しかし、伝えたいのは「言葉」ではなく「感謝の気持ち」です。相手に「本当に伝わった」と感じてもらうには「言葉」をただ言うだけでなく、「気持ち」を入れて話すことが大切です。とはいっても、普段から感情表現が苦手だという人は、仕事の報告や説明するときの話し方と違うので、戸惑ってしまうかもしれません。
自分では一生懸命に気持ちを入れて話しているつもりでも、そう聞こえてないことがあります。意識してやったことがないので不安になるでしょう。でも、誰でも気持ちを入れて話せる相手がいるのです。それは……子どもです。
あなたは小さな子に本を読んであげたり、何かを説明したり、教えたりという経験はないでしょうか? ちょっと思い出してみてください、子どもの前ではあなたも気持ちを入れて話しているはずです。
気持ちが入っていない言葉に子どもは正直に反応します。楽しいことは楽しそうに、悲しいことは悲しそうに話さないと、彼らには全く伝わりません。「なに言っているんだろう?」と、きょとんと興味のない顔をされてしまいます。
子どもに「ありがとう」とお礼を言うとき、どんなふうに言っているでしょう? 伝えたい! と一生懸命気持ちを入れて話していますよね。大人を前にすると慣れるまでやりにくいでしょうが、ぜひコツをつかんでチャレンジして下さい。
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