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アドリブはNG!? 記憶に残る自己紹介の作り方

自己紹介とは思ったよりも記憶に残らないもの。皆さんは自分の自己紹介を作り込んでいますか?勘や度胸だけの自己紹介でご縁を繋ぐのは至難のワザ。相手の記憶に残り、好感を持ってもらうための自己紹介づくりのコツをお伝えします。

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アドリブの自己紹介は記憶に残らない

アドリブの自己紹介は記憶に残らない

アドリブの自己紹介は記憶に残らない

皆さんは「他己紹介」というゲームを聞いたことがありますか?これは、知らない人と自己紹介をした後、相手から聞いた情報を他の人に紹介するというゲーム。企業研修などのワークに取り入れられています。

このゲームをする時には事前に「相手の自己紹介をよく聞いて、他の人に紹介できるようにしてくださいね」とお知らせするので、参加者はいつも以上に注意深く相手の自己紹介を聞いています。ところが、他の人に説明するとなると意外に相手の自己紹介を覚えていないことがよくあります。事前に告知をしないで他己紹介ゲームをすると、名前さえも覚えていない人もいます。

基本的に自己紹介は聞き流されやすいもの。特に、アドリブの自己紹介は記憶に残りません。では、初めて会う人に印象づけるためにはどうすればいいのでしょうか。

覚えてもらいたいのであれば、記憶に残りやすい要素をちりばめた自己紹介を事前に作り込んでおく必要があります。皆さんはご自分の自己紹介を用意していますか?人との出会いを活かせるかどうかは、自己紹介にかかっているといっても過言ではありません。もし自分の自己紹介を作ったことがないのであれば、この機会に記憶に残る自己紹介を作ってみてください。

自己紹介に盛り込む3つの要素

自己紹介を作り込むときに、入れたい3つの要素をご紹介しましょう。ビジネスシーンの自己紹介にもプライベートシーンの自己紹介にもオススメな3つの柱は下記のとおり。

  1. どんな時に役に立てるのか
  2. 自分の意外な一面
  3. 共通点
勉強会や懇親会など多くの人に出会う場面で、どんな人と知り合いになりたいと思うか想像してみてください。自分が誰かと知り合うシーンを思い浮かべてみると、特徴のない人よりは専門分野をもった人や強みのある人、自分にとってプラスになりそうな人、人柄の良さそうな人、自分と合いそうな人(共通点のある人)などと知り合いたいと思うはずです。形式だけの自己紹介ではなく、今後のご縁につなげたいのなら、相手目線から考えた「知り合いになりたい」と思われる自己紹介が有効です。

相手の役に立てることは何かを探るヒントになりますので、自己紹介は後攻で。相手にとって役に立つことが何かわからなくても心配は要りません。皆さんが病気でなくとも名医と呼ばれるお医者さんに興味を持ったり、お腹が空いていなくてもシェフに興味を持つように、強みと特徴を知らせることは覚えてもらうためのきっかけとして有効です。

自己紹介では自分の強みを織り込もう

相手目線の自己紹介でオススメなのは、自分の強みと実績を入れ込むこと。謙虚さが大事なのはもっともですが、まずは最初のハードルを超えるために「自分がどんな時に役に立てるのか」「どんな実績があるのか」を盛り込んで自分を知ってもらいましょう。

自分には、大したPRポイントがないと思う方もいるかも知れませんが「お菓子作りのことなら何でも聞いてください」「韓流ドラマの情報ならまかせて」といったことでも、十分記憶に残すことができます。

自分の棚卸をして、専門性のありそうなところや得意なこと、好きなことなどをリストにしてみてはいかがでしょうか。強みは自分では気づきずらいので、思い浮かばない場合には友人や親しい人にインタビューをしてみてください。思わぬ強みを発見できますよ。

自己開示で好感度アップ

自分のちょっとダメなところを

ちょっとダメなところを自己紹介に盛り込むと思わぬ効果が期待できます

実は恐妻家、方向オンチ、家事がダメなど、自分のちょっとダメなところを自己紹介に織り込むのもいい方法です。心理学では、相手の意外な一面を知ると好感をもちやすくなると言われています。

自分の意外な一面というのを見つけるのは難しいと思う方は、周りの人が自分に対してどんな印象を持っているか質問してみてください。そして、その印象と反対のイメージを持たれるような部分でちょっとダメなところを探してみましょう。
例)厳しい人という印象
→反対のイメージは「厳しくない人、あまい人」
→意外な一面「飼い犬を溺愛していて子供のような言葉で話しかけてしまう」

ちょっとした自己開示は、人柄を知ってもらうきっかけとして最適。特にユーモアのある、ニヤリとさせられるようなエピソードなら最高です。こういった部分を付け加えることで、自己紹介に盛り込んだ強みや実績の披露がイヤミにならないという効果もあります。

例)
「△△から来た○○です。パソコンが趣味ですので、トラブルがあった時はぜひ思い出してください。学生時代に某電機店にスカウトされたほどのパソコンオタクで、これまで修理したパソコンは50台を超えました。デジタルな人間だと思われがちですが、携帯は未だに電話以外の使い方がわかりません。」

時間は1分くらいを目安に作ってみてください。作り込んだ自己紹介を何度か練習すると、相手の記憶に残る自己紹介ができるようになります。

共通点を見つけるために自己紹介は後攻で

自分との共通点がある人は記憶に残りやすく、好意を持たれやすいもの。出身地、趣味、仕事、家族構成……など。皆さんも自分と共通点のある人と知り合って親しくなったという経験があると思います。

共通点は以下の2ステップで見つけることがでます。

■ステップ 1
まずは、自分の趣味や興味のあることの洗い出します。本当に好きなことはもちろんですが、ちょっと好きというレベルのことまで書き出して整理しておきましょう。自分が休日にどんなことをしているか、何をしている時が楽しかったか考えるようにすると、たくさん出せるようになります。

■ステップ 2
自己紹介をする時は、後攻で。先に相手の自己紹介を聞いて共通点を探すようにします。自分の興味のあることを多く書きだすという作業をやっているので、共通点を見つけるのはそう難しくないはずです。どうしても見つからない場合には、趣味や職種について質問をしながら探していきます。

このように見つけた共通点を、事前に用意した自己紹介に付け加えることで、相手と距離を縮めることができます。「実は私もテニスが好きで……」「ウチも子供が小学生で……」といった共通点が、「なんだか自分と合いそうだ」という感覚の正体なのです。

目的に合わせ自己紹介も変える 

ひきだし

どのひきだしを出すのか数パターン考えておこう

人には様々な「ひきだし」があります。音楽が好き、ゴルフが好き、歴史が好き、読書が好き、お酒が好き……など。

自己紹介をする時に、仕事につなげたいのか趣味の仲間を作りたいのかといった目的をハッキリさせて、自分のどの「ひきだし」をPRしていくのかも大事なポイントです。

ビジネスシーンなら、いかに仕事で役に立てるかという所にフォーカスし、意外な一面のところでプライベートをチラ見せ。プライベートシーンであれば、仕事の話は○○関係といったところにとどめ自分の趣味や家族構成などをメインに紹介。プライベート用、仕事用といったように目的別に何パターンか作っておくとイザという時に困りません。また、何パターンか作っているうちに自己紹介づくりのコツが掴めるようになるのもいいところです。

出会いを制するものはヒューマンネットワークを制す。自己紹介ベタで損をしないためにも、ぜひ一度自分の自己紹介を作り込んでみてください。

更新日:2010年11月24日

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