症状・病気
糖尿病 新着記事一覧(10ページ目)
糖尿病の足病診療に関する調査で見えてきた現実 (1)
日本で初めて実施された『足病治療に関する患者・医師調査』で改めて浮かび上がったのは、わが国の臨床現場で直面している医師と患者の困惑と、足を守るための集学的治療を担う糖尿病内科、腎臓内科、循環器内科、血管外科、形成外科、整形外科、皮膚科などの連携の不十分さでした。
糖尿病の合併症(痛み・冷え・足の異常等)ガイド記事河合 勝幸カーブ(カーボ)カウンティングの基本
糖尿病の食事療法のメソッドとしては食品交換表など幾つかありますが、カーブカウンティングは米国ではとても一般的なもので、食事とインスリン投与を状況に応じて柔軟に変更できる、実生活向きの方法です。特にインスリンマルチショットの1型/2型糖尿病者には1800ルール・500ルールと組み合わせることによって血糖コントロールを容易にしてくれる心強い手段です。
糖尿病対策の生活・運動療法ガイド記事河合 勝幸糖質制限食と糖尿病
食後の血糖上昇のほとんどが食品成分の炭水化物(糖質)によるものですから、糖尿病の人がそれをある程度制限するのは当然のことです。ただ、医療プロバイダーの栄養指導で、まず理想体重を基準にしたエネルギー摂取量を決めて、一律にエネルギー比で50~60%を炭水化物で取るように指示するのは、元になる考えはよく分かりますが少し安易すぎるような気がします。
糖尿病対策の生活・運動療法ガイド記事河合 勝幸強化インスリン療法の1,800ルールと500ルール
インスリンのベーサル/ボーラス投与による精密な血糖コントロールのスタートは、過去2-3ヵ月の平均血糖値を示すHbA1cの目標をまず決めて、それを達成するためのポイントとして空腹時血糖値と食後2時間値、就寝時血糖値の範囲を設定し、それぞれの目標ゾーンに血糖自己測定の結果を少なくとも75%は収めるように食事(特に炭水化物)とインスリン投与量、運動のバランスを取ることから始まります。
糖尿病の経口薬・インスリンガイド記事河合 勝幸インスリン治療で現実に直面する難問奇問(2)
体にいい麦飯がいつも用意されて、毎日の生活リズムは実に規則的、親切にも食事のたびに医師がインスリン注射をしてくれて、しかも滞在費が無料(!)という、糖尿病患者の天国みたいな所があります。唯一の目障りは周りが"高い塀"に囲まれているということだけですが…。
糖尿病の経口薬・インスリンガイド記事河合 勝幸インスリン治療で現実に直面する難問奇問(1)
米国では2型糖尿病の4人に1人はインスリンを使っています。目標HbA1cが7%未満(NGSP)、出来る人には6%未満が望まれる時代ですから、インスリンの処方は更に増えるでしょう。経口薬の補助的な使い方(BOT)なら難しくありませんが、血糖測定値に合わせてインスリン投与量を調整するレベルになると、急にとても難しくなります。
糖尿病の経口薬・インスリンガイド記事河合 勝幸食事の時のボーラスインスリンとは?
糖尿病とは、ある意味では「インスリン」が全てです。このホルモンの欠乏や過不足、働きの低下が病気を引き起こしますし、同時にインスリンは治療の切り札としても用いられます。すべての1型糖尿病患者はインスリンを必要としていますし、2型糖尿病患者や妊娠糖尿病患者も良好な血糖コントロールを保つためにインスリンを使っています。
糖尿病の経口薬・インスリンガイド記事河合 勝幸基礎インスリンとは?「トレシーバ」発売間近!
普通の人の「食後」とはどんな状態でしょうか? 食事が始まってから2時間もたてば血糖値が元に戻るので、一日3食とすれば24時間のうち6時間、つまり6/24時間が食後です。ところが糖尿病になると血糖値は一日中、24/24時間が食後(状態)です。これではいけません。カギを握るのが基礎インスリンです。
糖尿病の経口薬・インスリンガイド記事河合 勝幸インスリンとアルツハイマー病(2)
インスリンとアルツハイマー病の研究は、どうも日米の糖尿病学会には温度差があるようです。日本でも高齢糖尿病患者の認知症のリスクは、アルツハイマー型認知症および脳血管性認知症ともに非糖尿病者の2~4倍になることは承知しているのに啓発などの話題性がありません。
その他の糖尿病の合併症ガイド記事河合 勝幸インスリンとアルツハイマー病(1)
2012年9月26日放送のNHK「ためしてガッテン」は、炭水化物の食べ過ぎによる脳の中の過剰なインスリンがアルツハイマー病を招く?!という話でした。「インスリン」という善玉ホルモンが犯人だった意外性がウリだったようですが、本当の黒幕の「インスリン抵抗性」が影に隠れてしまいました。まだ謎の多い、2型糖尿病とインスリン抵抗性、認知症との関係を調べてみましょう。
その他の糖尿病の合併症ガイド記事河合 勝幸