なかじま たつおき
数々の受賞歴を持つ照明デザインのプロが、賢い照明器具の選び方、活用法などを伝授!
オールLEDのお寺誕生~LED化の一歩先へ~
330年ぶりに、生まれかわった来迎寺は木の香りあふれた明るく開放的なお寺になりました。照明はオールLED です。LED照明の特長である効率や長寿命を十分に生かしていますが、それ以上に色温度や配光形状、調光などを駆使した演出効果は今までの寺院空間とは一味違う雰囲気を表現しています。
インゴ・マウラーが作り出す楽しいあかり、美しい照明
「照明界の巨匠」とも呼ばれるインゴ・マウラーは日本でも著名なデザイナーです。今回は彼の作品2点を紹介します。一つは電球に鳥の羽根を付けたような器具です。彼は、若い時から白熱電球の形に魅了され、電球へのオマージュとしてそれをモチーフにした照明器具を幾つか開発しております。もう一つは電球の形とは関係ありませんが、ベニスの海で見た、漁師の網に滴れ落ちる水滴をイメージした器具です。
照明と一体になったカーテン
今まで見たことのないような光るカーテンがクリエーションバウマンから発表されました。LEDライトをファブリックに刺繍で取り付け、カーテンと照明が一つになった新しいデザインです。ベースの生地によって輝きの印象が異なり、例えば星がちりばめられたような効果や光煌めく海のような効果を空間に表現します。
機能と装飾の光が一体になった幼児教育施設
サピックスと幼児教室こぐま会が提携し、幼児教育事業を立ち上げ、このほど代々木に第一号教室がオープンします。1階が保護者の利用ができるラウンジスペースがあり、2階が教室になります。教室の照明は幼児が勉強や遊びなどの行為に相応しい照明を考え、ラウンジはカフェにような雰囲気を演出するため、装飾と機能の光の共演になっています。
シーリングライトの色彩が豊かな空間を創造する
一般に公共的建築のロビーやエントランス、ラウンジ照明は機能やコストが優先された白色光を持つダウンライト照明が多いと言えます。その結果、人々を温かく迎える雰囲気に乏しい空間になってしまいます。そこで公共空間に色彩を与え、空間を生き生きとさせる照明器具があるので、ご紹介いたします。
カナダ生まれの新しい光、BOCCI(ボッチ)
2005年にカナダで設立されたBocci(以下、ボッチ)社からガラスグローブの照明器具、3シリーズが発売されています。ガラスグローブはリサイクルガラスを使用したものもあれば職人による一つ一つの手作りガラスもあります。ガラスを透過する光は陰影にあふれ、見る人にぬくもりを与えます。斬新な発想で作られた器具はデザイン性のみならず、ロングライフを主眼とした物づくりの姿勢に、いま世界が注目しているのです。
ボヘミアンクリスタルの光で彩るバレンタインデイ
いま、LUCE TOYO KITCHEN STYLEで「バレンタインフェア」byボジェックシーペック が開催されています。クリスタルの魔術師と言われるボジェック・シーペックの照明器具やカットグラスなどを見ることができます。彼の作品はボヘミアンクリスタルを使って製作されたものです。繊細でいて大胆なデザイン、重厚感を感じさせつつ、どこかもろく儚い印象で、相反する魅力のマジックに心が奪われます。
LEDシーリングライトのメリット・デメリット
日本の住宅照明では、主照明にシーリングライトが多く選ばれますが、光源は蛍光灯からLEDにシフトしつつあります。今回は、購入時に参考になるLEDシーリングライトのメリットとデメリットを比較し紹介しています。
水耕栽培ができ、インテリア照明にもなるLED器具
家庭で野菜の水耕栽培を行うことは難しいと言われていますが、この製品はそれを比較的簡単に実現できるものです。植物の育成には水や適切な温度、光などが欠かせません。製品はコントロールされた色とエネルギーを持つLEDによって、最適な光合成を促進します。LEDの光は自然光に近い特性でインテリア照明としても使え、特に葉が茂ってきたときは空間のアクセントとなって部屋に心地よい雰囲気をもたらします。
直管形LEDランプ用ダクトレールソケット
直管形LEDランプが簡単に取り付けられるダクトレール用のソケットが市販されています。ランプは片側給電方式のものに限られますが、安全で施工できます。ランプの操作で直接照明と間接照明が可能で、他のレールアダプター付き器具、例えばスポットライトなどと併用することでさらなる照明効果が期待されます。
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