インテリア照明/インテリア照明関連情報

インゴ・マウラーが作り出す楽しいあかり、美しい照明

「照明界の巨匠」とも呼ばれるインゴ・マウラーは日本でも著名なデザイナーです。今回は彼の作品2点を紹介します。一つは電球に鳥の羽根を付けたような器具です。彼は、若い時から白熱電球の形に魅了され、電球へのオマージュとしてそれをモチーフにした照明器具を幾つか開発しております。もう一つは電球の形とは関係ありませんが、ベニスの海で見た、漁師の網に滴れ落ちる水滴をイメージした器具です。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

世界が認める照明デザイナー インゴ・マウラー

Studio NOI のショールームの様子

写真1. インゴ・マウラーの日本総代理店である、Studio NOI のショールームの様子

以前も「光の詩人」として紹介いたしましたインゴ•マウラー。

今回は新作を含め、2回に分けて彼の作品を紹介いたします。インゴ•マウラーは、建築やインテリアの勉強をされている方ならおそらく知らない人がいないくらい著名な照明デザイナーです。

インゴ•マウラーはドイツ出身で、若い時にスイスやドイツでタイポグラファー(活字による情報伝達の一面を活かして、文字を効果的に用いたデザイナー)の訓練を受けていました。その頃から、何故か一般照明用の白熱電球に魅了されていきます。

「Bulb」

写真2. 50年も前にデザインされたとは思えないほどモダンな照明器具、「Bulb」

1960年代、彼は「Bulb」と呼ばれる電球のバルブの中に電球を入れたような斬新な照明器具を発表して、一躍注目を浴びるようになりました。

この「Bulb」を契機に照明デザイナーとしての道を歩むことになります。(写真2)

彼は「電球へのオマージュとして、電球は私のインスピレーションです」と述べています。以後、彼の作品に電球のモチーフは何度も登場することになります。


羽根をもった電球、「ルーチェリーノ」

Lucellino

写真3.  Studoi NOIのショールームでは、壁付けタイプ「Lucellino Wall」のデザインを生かした赤い壁面が目にとまります。

「ルーチェリーノ(lucellino)」もまさに電球がモチーフになった照明器具です。1992年にインゴ•マウラー自身によって設計されました。(写真3.4)

「Lucellino」

写真4. 「Lucellino」Table lamp

「Lucellino」とはイタリア語のLuce(光)とUccelino(小さな鳥)の合成語。インゴ・マウラーの代表作の一つです。

まるで光に羽根が生えて飛んでいるようです。羽根はガチョウの本物を使用しています。そのようなことから器具の名称について、日本では別に「天使の羽根」とも言われた時期がありました。

バリエーションとしてブラケットタイプ、テーブルランプのほかに、シーリングライト、シャンデリア器具もあります。

<製品データ>
製品名:Lucellino(Table Lamp)
サイズ:H=約30cm  D=約35cm 
ランプ:マウラーオリジナル球 24V-35W (E26) 予備球1個付
材質:ガラス、真鍮、プラスチック、手作りのガチョウの羽の翼
その他:調光器付き

製品名:Lucellino NT
(壁付けタイプ - トランスがフランジ内にあり、電気工事が簡単です)
サイズ:H=29cm  Ø15cm
ランプ:マウラーオリジナル球 24V-35W (E26) 

製品名:Lucellino Wall
壁付けタイプ - トランスが別置のため、施工には打合せが必要です)
サイズ:H=max23cm  W=約18cm  器具のベース部分=Ø8cm
ランプ:マウラーオリジナル球 24V-35W (E26) 

次のページでは「ラクリメ デル ペスカトーレ」についてご紹介します。

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