よしだ けんご
創業大正8年の漢方薬局を経営 漢方を中心とした薬のスペシャリスト
漢方専門薬局の管理薬剤師であり経営者という立場から、薬と健康にまつわる幅広い情報を発信していきます。漢方薬だけではなく、薬局で処方せんなしで購入できる一般用医薬品(OTC薬)、病院で処方される医療用医薬品、健康と病気の基礎知識、そして医療制度の解説や医療機関との賢い利用方法などもご紹介していきます。
逍遥散とは……更年期障害や血の道症にも効果
【漢方専門薬局の管理薬剤師が解説】逍遙散(しょうようさん)は、気分の沈みやイライラ感、不眠症などに有効な漢方薬で、更年期障害や女性ホルモンの変動による心身の不調である「血の道症」などでもよく使用されます。逍遥散の効果・副作用を始め、効果が出るまでどれくらいか、男性も服用メリットはあるのか、市販薬でも購入できるのか、加味逍遥散との違いは?などの疑問にお答えします。
心身の不調の原因は「気滞」?憂うつ感に処方する漢方薬・効果
【漢方薬剤師が解説】憂うつ感やイライラが続き、体にも頭痛、肩こり、消化器症状などの不調が出ている場合、精神的ストレスが蓄積し、全身の気の流れが悪くなっている「気滞(きたい)」の状態かもしれません。気滞を改善する代表的な漢方薬である半夏厚朴湯、逍遥散、加味逍遥散、柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散のそれぞれの特徴と効果について解説します。
薬の飲み忘れ防止法…簡易グッズからIoT活用薬まで
【薬剤師が解説】超高齢化社会を向かえ、服用する薬の種類が多い高齢者を中心に課題となっている「薬の飲み忘れ」。慢性的な疾患は飲み忘れや中断で症状が悪化したり、再発したりするリスクもあるため、服薬管理は非常に大切です。100均などで買える手軽なグッズから、IoTを活用した最新の飲み忘れ防止システムまでご紹介します。
ジェネリック医薬品のメリット・デメリット
【薬剤師が解決】近年、急速に普及している「ジェネリック医薬品」。その一方で、ジェネリックとは何なのか、なぜ安いのか、後発医薬品でも効き目は変わらないのか、副作用などの問題はないのか、なぜ薬局で勧められるのか等、十分に理解が進んではいません。ジェネリック医薬品の「お金」と「質」に焦点を当てて、メリット・デメリットを解説していきます。
だるい・疲れやすいときの漢方薬…「気虚」の改善効果
【漢方薬剤師が解説】だるい・疲れやすい・やる気が出ない……。長引く疲労感や気力の低下は漢方における「気虚」の状態といえます。今回は気虚を改善する代表的な漢方薬である補中益気湯、六君子湯、啓脾湯、人参湯の作用・効果・副作用などを中心に解説していきます。
【現役薬剤師が解説】猛毒VX・サリンの症状と怖さ
2017年、マレーシアで金正男氏と思われる人物殺害に猛毒のVXが使われたという報道がありました。日本においてもかつて似た作用を持つサリンが使用され、地下鉄サリン事件が発生しています。本記事ではVXやサリンがどのように人体に作用し、どのような症状が出る危険な猛毒なのか、解毒剤の存在とその効果について、現役薬剤師の視点で解説します。
気・血・津液・精とは……漢方的な健康の考え方
【薬剤師が解説】漢方において、人間は気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)という物質から構成されていると考えます。これらが充実することで健康が維持されます。本記事では気・血・津液・精の持つ作用を中心に解説していきます。
漢方で解く病気の原因……外因・内因・不内外因とは
【漢方専門薬局の薬剤師が解説】漢方において人間は気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)から構成されていると考えます。これらの要素のバランスが崩れたとき、人間は病気になってしまいます。健康を蝕(むしば)むバランスの崩れをもたらす、外因・内因・不内外因について解説します。
漢方薬は中国ではなく日本の薬?漢方の歴史の基礎知識
ドラッグストアでも普通に見かける漢方薬。最近はラインナップも充実しています。一方で漢方の歴史を知る人は少ないのではないでしょうか? 本記事では意外と知られていない漢方のルーツと歴史について、わかりやすくダイジェストで解説します。
漢方薬を作る生薬の原料は?民間薬・ハーブとの違い
【薬剤師が解説】自然志向の高まりから積極的に漢方薬を健康管理に利用する方が増えています。漢方薬は基本的に複数の生薬を組み合わせた薬で、生薬の原料は植物だけでなく、動物、昆虫、鉱物などがあります。生薬の概要に加えて、漢方薬と混同されがちな伝統薬、民間薬、ハーブなどと漢方の違いを解説します。
その道のプロ・専門家約900人
起用ガイドが決まっていない方はこちら