こばやし あやな
フィンランド在住。大学院で芸術教育学を学ぶかたわら、フィンランドと日本とつなぐライティング・写真撮影・現地語通訳ガイド業・翻訳などを行っている。
フィンランドで開催される北欧最大の民族音楽祭
フィンランド北西部の小さな街カウスティネンでは、毎年夏に北欧最大級の民俗音楽フェステイバルが開催され、世界各地から多くの聴衆やプレイヤーが集って大いに盛り上がります。何を隠そうカウスティネンの街自体が、フィンランドの農村楽師文化に端を発するペリマンニ音楽の伝統を今も脈々と継承する、国内有数の民族音楽の聖地。フィンランドの素朴で温かい民族音楽の魅力と、フェスティバルの楽しみ方をお教えします。
意外な業界で愛される長寿和食レストラン歌舞伎
ヘルシンキ繁華エリアの外れで常時地元客で賑わっている、日本料理レストラン「歌舞伎(Ravintola Kabuki)」。フィンランドで最も歴史が古い和食レストランのひとつで、日本家庭の味を彷彿とさせる素朴な料理だけでなく、店内の雰囲気も和食亭そのものです。とある日本人創業のこのレストラン、実はフィンランドのロック界およびアイスホッケー界の一流人に熱狂的に愛されてきた名店としても有名。その意外な歴史もご紹介します。
ヘルシンキでファン急増中のお寿司屋さんwagocoro
空前の寿司ブームが巻き起こり、レストラン数も目を見張る勢いで増えている、今や群雄割拠のフィンランド寿司業界。なかでも2012年秋にヘルシンキ市内にオープンした日本人ご夫妻経営の小さなお寿司屋さんが、今ひときわ注目を集めています。地元のフィンランド人はもちろん、在住日本人から短期滞在客にまでリピーターを多数抱える、話題のお寿司屋さんの「知って納得食べて納得!」の人気のわけをご紹介します。
フィンランドデザインの新星(5) カンパニー
芸術デザイン大学の学生だった2人が在学中に立ち上げたプロダクトデザインユニット「カンパニ-(Company)」。あまりに自由な発想とフィンランドの伝統工芸手法との融合で、遊び心満載の雑貨やおもちゃなど日用アイテムを形にしてゆき話題を呼んでいます。2008年には待望の実店舗「サラカウッパ(Salakauppa)」をオープン。お店の大胆なロケーションや外観とともに、ブランドアイテムの魅力をたっぷり紹介します。
フィンランドデザインの新星(6) グローブホープ
古着や車のシートベルト、船のマストからも、再生価値のある素材を切り出しては新たな雑貨を生み出してしまう、リサイクルデザインの新進ブランド「グローブホープ(Globe Hope)」。2003年の創立以来すぐに国内外で注目を集め、現在ヘルシンキ中心街に直営店2店舗が営業中です。エコロジーデザインの先駆者として現在も徹底的なユニークな商品を生み続ける、誠意と熱意に満ちたブランドの魅力をご紹介します。
フィンランドデザインの新星(1) カウニステ
2012年、ヘルシンキの気鋭デザインショップが集中するエリアに初店舗をオープンさせたテキスタイルブランド「カウニステ(Kauniste)」。フィンランドや北欧各国出身の若手デザイナーを積極的に起用して、色とりどりでやさしいテイストの、耐久性にも優れた愛され上手な商品を次々に生み出しています。今もっとも勢いのある、フィンランドの新興テキスタイルデザインの魅力と店舗情報をお届けします。
フィンランドデザインの新星(3) ルミ
フィンランド語で雪を意味するブランド名を冠した、レザーバッグのデザインを手がける「ルミ(Lumi)」。ヘルシンキ大聖堂の真ん前にフラグショップを構え、近年は日本での展開にも力を入れている気鋭のデザインブランドです。レザーバッグといえばあまりカジュアルなイメージはありませんが、ルミのバッグや小物は日常的に気軽に使い続けられるデザインも多く、作りもとても精巧で機能的。その魅力をご紹介します。
フィンランドデザインの新星(2) プライベートケース
プロダクトデザイナーのアリ・コロライネンが立ち上げたブランド「プライベートケース(Private Case)」の直営店には、文房具を中心としたカラフルでスタイリッシュなデザインアイテムがずらりと並んでいます。商品はどれもコロライネン氏のユニークな発想に満ちあふれていて、リサイクル素材が多用されていながらも見た目や機能性はとってもモダン。遊び心たっぷりのプライベートケース・ワールドをご紹介します。
ヘルシンキの記念碑・彫刻アート探訪〈シンボル編〉
ヘルシンキ市街を歩いていると、至るところで気になる彫刻作品やモニュメントが設置されているのに目がいくのではと思います。屋外作品が進んで作られるようになったのは1800年代後半からで、現在では市立美術館が把握するだけでも400作品を超えているといいます。前回の〈偉人編〉に続き今回は、待ち合わせ場所としてもよく使われる〈シンボル編〉。街のランドマーク的存在のアート作品を一挙紹介します!
ヘルシンキの記念碑・彫刻アート探訪〈偉人編〉
ヘルシンキ市街を歩いていると、至るところで気になる彫刻作品やモニュメントが設置されているのに目がいくのではと思います。屋外作品が進んで作られるようになったのは1800年代後半からで、現在では市立美術館が把握するだけでも400作品を超えていると言います。今回はその中から、かつて政治・文芸・芸術・スポーツ分野でフィンランドで活躍した偉人たちの記念碑にあたる作品を10点、各人の業績とともにご紹介します。
その道のプロ・専門家約900人
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