海外で出会えて目からうろこ! 喜びひとしお! の旨いお寿司
ヘルシンキのSushi wagocoro

寿司1

海外のSushi屋に期待する何倍もの喜びをくれるSushi wagocoroのお寿司。今やフィンランド各地の在住日本人もはるばる足しげく通う

ここ数年、フィンランドには空前の寿司ブームが来ています。スーパーにも当たり前のようにすし酢や巻き簾、海苔が並ぶようになって、器用に巻き寿司が作れるフィンランド人は今や珍しくありませんし、街なかにも驚くほどにSushiレストランを銘打つお店が増えました。

オーナー

いつでも仲睦まじく、オーダーから出来上がりまでのコンビプレーも抜群の小市ご夫妻

そんな中、今ヘルシンキのオペラ劇場近くに小さなお店を構える一軒のお寿司屋さんが、ヘルシンキ市民のみならず、フィンランド国内のお寿司ファンや日本びいきのフィンランド人、そして在住・滞在中の日本人たちから脚光を浴びて話題になっています。お店の名前は、「寿司わごころ(Sushi wagocoro)」。

みずから寿司を握りつつお店を営んでいるのは、2人そろって日本で寿司職人としての経験を積んで渡航してきた小市ご夫妻。始めの3年間はともにヘルシンキの日本料理店で働き、2012年秋に念願だった自分たちのお寿司屋さんをオープンさせました。普段は尚子さんが接客を担当し、オーダーが入るとさっと泰広さんが握りに取り掛かります。テイクアウトがメインですが、店内には若干の飲食スペースも用意されているので、特にお昼時はランチがてら、居心地のよいお店でくつろいでいくお客さんも少なくありません。

フィンランドから無理せず手に入る食材に、極上の技とわごころをこめて

ランチ

手前・奥ともに店内でいただく際の「本日のスペシャル(9.5ユーロ)」の例。艷やかで脂がたっぷり乗ったノルウェー直輸入のサーモンは格別!

わごころのお寿司を初めて口にしたフィンランド人は、ネタの分厚さととろけるような旨味、そしてシャリの柔らかさにびっくりするのだそうです。「これが本物のSushiだったのか!」と。本場の日本仕込みの技と繊細な感性はやはり別格なのだ、という眼識が現地の人にも浸透していくのは、なんとも誇らしいことですね。この目からうろこの本格寿司に喜んでいるのは、もちろんフィンランド人だけではありません。在住日本人も「まさかフィンランドでこんなに美味しい故郷の味に再会できるなんて!」と大喜びではるばる通い、最近では滞在中にふと和の味が恋しくなった観光客たちも多く立ち寄るようになったのだそうです。

店内

店内のイートインスペース。大きなガラス窓越しに美味しそうに寿司をほおばるお客さんにつられて入店してくる人も多数

ネタになる食材は、フィンランドから新鮮で良質な素材が入手可能なものが中心。とりわけ、近隣国ノルウェーから直輸入されるサーモンは絶品の看板メニューで、トロやあぶりなど数種類の味のバリエーションを楽しめます。シャリには、日本の米作り職人たちががイタリアで土地選びから始め、日本の製法を根付かせるという10年がかりのプロジェクトで出来上がった、ヨーロッパで話題のお米「ゆめにしき」が使われています。

おすすめは、サーモン握りがたくさん入り、人気のカリフォルニア巻きもついた「阿波セット(13.5 ユーロ) 」。この他にいくつかのセットメニューやパーティー用の大皿盛りもオーダー可能で、もちろんさまざまな単品メニューも並んでいます。日本の節句行事にちなんだ期間限定メニューや旬の素材、ネタになりうる地産魚の開拓にも意欲的ないっぽうで、最近は外国人にとっての禁断メニュー!? 、納豆巻もついにリリース。地元の人の反応が気になるところです。

旅行中に、お腹にもやさしい故郷の味が恋しくなったとき、慣れない外国人とのコミュニケーションに疲れてきて「和ごころ」に触れたくなったときは、ぜひ気軽に立ち寄っておふたりの人柄と絶品お寿司に身も心も癒されてみてはいかがでしょうか。テイクアウトしたお寿司は、長距離列車での旅の駅弁にもぴったりですよ!

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外観

巻き寿司をモチーフにしたデザインの愛らしい壁を目印に

寿司わごころ(Sushi wagocoro)  ※facebookサイトのみ
住所:Runeberginkatu 63 A 21, 00260 Helsinki
TEL:+358 40 029 9415
アクセス:トラム3T,4,8,10「Ooppera」下車徒歩約3分
営業時間:月~金曜11:00~18:00
定休日:土・日曜日
平均価格:1人前セット9.5ユーロ~

※上記データは記事公開時点のものです。

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