将棋
将棋マンガレビュー
将棋を題材にした新旧のマンガを、ガイドならではの視点でレビューしていきます。
記事一覧
ジャンプの将棋マンガ「ものの歩」にガイドは涙した
ガイド記事有田 英樹先日お知らせした週刊少年ジャンプ新連載の『ものの歩』。池沢春人、満を持しての作品である。(関連記事)記念すべき発売日は2015年9月14日の月曜日。私は本屋へ急いだ。もちろん先週からの予約済みだ。こぎれいなレジでジャンプを手にした瞬間、将棋ファンとしての心がはねた。なんとなんと表紙!なのである。『も...続きを読む
週刊ジャンプに将棋漫画が新連載!『ものの歩』
ガイド記事有田 英樹今回ガイドする内容は、オールアバウト読者さんからの情報を元にしている。知らせていただいたのは2015年9月7日。もちろん、その方は将棋ファンであり、さらに漫画ファンでもあるという。許可をいただいたので、その一部を紹介しよう。初めまして。いつもガイド記事を楽しみにしています。私は「ショー女」です。(中...続きを読む
将棋ファン必見、あの推理アニメはもうすぐ。
ガイド記事有田 英樹そもそもである。そもそも将棋対局と推理エンターテイメントは似ているのである。相手の手を見る。そこに隠されている何らかの意図を読み取る。それに対する自分の手を考え、指す。敵の応手がくる。さらに、繰り返して先を読む。紆余曲折があろうとも最終的な狙いは相手玉をとらえることである。ねっ、真犯人を追い詰める雰...続きを読む
将棋漫画「マサルの一手!」は水先案内船である
ガイド記事有田 英樹マンガの影響力は大きい/イメージ漫画は時として人生の水先案内船となる。特に子ども達にとって、その影響は大きい。例えば、世界最高峰のサッカープレイヤーであるジネディーヌ・ジダン。彼がサッカーを始めたきっかけは、なんと子どもの頃に見た漫画「キャプテン翼(高橋陽一)」だったと言う。天才イチローは「ドカベン...続きを読む
「3月のライオン」は漫画の姿をしたポエムである(1)
ガイド記事有田 英樹ショッキングな書き出しだった。「ゼロだって……ヘンな名前ぇ……。でも、ピッタリよね、アナタに。だってそうでしょ。家も無い。家族も無い。学校にも行って無い。友達も居無い。ほら、アナタの居場所なんて、この世の何処にも無いじゃない?」無機質な笑みで女性が語るシーンから、この作品はスタートする。川を見下ろせ...続きを読む
将棋の革命?諫山創の挑戦「the Killing Pawn」に迫る
ガイド記事有田 英樹将棋の2つの顔将棋には2つの顔がある。一つは「文化」としての顔である。棋道に基づいた礼儀作法を中心にした様式美を尊ぶ顔である。もう一つは「勝負」としての顔である。知力と心力を尽くして戦う阿修羅のごとき顔である。言わば、文化という「凪」と勝負という「嵐」が同時進行する大海こそ将棋なのである。将棋観戦の...続きを読む
「進撃の巨人」に潜む「将棋」
ガイド記事有田 英樹「進撃の巨人」には将棋が潜んでいる漫画「進撃の巨人」には「将棋」が潜んでいる。かたや架空世界を舞台にしたSFアクション漫画であり、一方は我が国古来の伝統文化競技である。動と静、水と油、一見真逆のものである。しかし、この二つにはイコールで結ばれる部分がたくさんあるのだ。作者である諫山創が意識しているか...続きを読む