アート・美術展
アーティストはどういう人?
アート作品をつくる人=アーティストとは、どういう人なのでしょうか。いま生きているアーティスト、つまり現代美術のアーティストに直撃し、制作や作品の背景、アーティストの生きかたについて話を聞いてみましょう。
記事一覧
レコードを氷で作る?八木良太さんのアート
ガイド記事藤田 千彩メディアアートは、ひとことでまとめにくい現代美術のジャンルのひとつです。今回は、「テクノロジーやパソコンをつかって作品をつくる、というメディアアートではなく、そういうメディアそのものについて考えるための装置や仕組みを『作品』と呼びたい」と語るアーティストの八木良太さんに話を伺いました。2014年神奈...続きを読む
機械仕掛けで現代を表現、タムラサトルさんのアート
ガイド記事藤田 千彩1960年代から70年代にかけて、世界的に「動く立体作品」が増えていきました。美術用語で「キネティック・アート」と呼ばれています。キネティック・アートは、風力で動くものもあれば、電力で動くものもあります。タムラサトル《愛マシーン》2013年鉄、チェーン、ベアリング、シャフト、モーター、他H2500×...続きを読む
“実体のなさ”が魅力になる、小瀬村真美さんのアート
ガイド記事藤田 千彩絵画や彫刻に比べて、映像作品は歴史が浅いジャンルです。しかしビデオカメラやパソコンの普及によって、制作するアーティストもつくられるアート作品も増えており、現代アートの展覧会では目にすることも多いでしょう。小瀬村真美MindasPassion,TaipeiFineArtMuseum,2009小瀬村真美...続きを読む
素材は身近な日用品たち、荒木由香里さんのアート
ガイド記事藤田 千彩印象派の絵画を見て「きれい」と言っても、現代美術の作品を見て「分からない」と言うのはなぜでしょうか。印象派の画家たちは、当時生まれた写真の技術に負けないように、という問題意識のもと、光を取り入れるように風景や人物を描いていました。その問題意識は、現代美術では通用しません。《White》、2011年今...続きを読む
“描かない”絵画、川北ゆうさんのアート
ガイド記事藤田 千彩現代美術が難しい、と思われる理由はいろいろあります。絵画、彫刻といったもの「ではない」表現のものは、難しいと思いがちです。川北ゆうゆらぎのあと景色をそそぐ/INAXギャラリー2/2010年/撮影表恒匡この、川北ゆうさんの作品はどうでしょうか。筆をつかって描いたもの=絵画、だとしたら、川北さんの作品は...続きを読む
「つくりたい」意志を映像にする、林勇気さんのアート
ガイド記事藤田 千彩「theoutlineofeverything」2010、videostill今日お話を伺うのは、映像作家の林勇気さんです。林さんは、自分で撮影した写真を少しずつ動かすアニメーション手法を取り入れ、コンピュータで加工しながら、ひとつの映像作品をつくっています。林さんはどういう意識で作品をつくっている...続きを読む
キャンバスに“光”を描く、北城貴子さんのアート
ガイド記事藤田 千彩北城貴子《Reflectionーmuison-soー》194×259cmOiloncanvas2006大原美術館所蔵今日は画家、つまり絵を描いているアーティストのアトリエへお邪魔しました。画家といえば、過去に活躍したピカソやゴッホの名前は知っていても、生きている画家と出会うことはなかなかありませんよ...続きを読む
金属の立体造形に圧倒される、國府理さんのアート
ガイド記事藤田 千彩國府理さんのアトリエここは工場?いえいえ、アーティスト國府理(こくふ・おさむ)さんのアトリエです。住居の一角にある小さなスペースで、いま、國府さんは個展やアートイベントに出品する作品を制作しています。金属を切ったり溶接して、架空ののりものを制作したり、植物を組み合わせた造形物をつくったりしています。...続きを読む