アート・美術展
アートの楽しみ方入門
アート初心者の方に向けて、美術館・展覧会の楽しみ方や、アートを楽しむための視点をご紹介していきます。
記事一覧
裏側を知る?現代アートの講演会やレクチャーに行こう
ガイド記事藤田 千彩美術館や美術系大学では、展覧会や美術作品に関係したイベントとして、講演会、レクチャーがしょっちゅう行われています。その内容は、現役アーティストによる作品制作の裏話、展覧会を企画したキュレーターによる苦労話など、実にさまざま。作品を見ることとは違う角度で、もっと現代美術を楽しく味わってみませんか。今回...続きを読む
実はまったく難しくない、現代美術を理解する6の法則
ガイド記事藤田 千彩現代美術は会議室で語られるものではありません。現場が大切!ということで、今日は展覧会「絵の住処(すみか)-作品が暮らす11の部屋-」を2016年1月11日(月・祝)まで開催している、千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館へ来ました。実際の会場をまわりながら、現代美術の楽しみ方を6つの法則にのっとって...続きを読む
こんなところにアート作品!? ~街中編~
ガイド記事藤田 千彩ここは京都市役所がある、烏丸御池交差点。人通りも、車の交通量も多いオフィス街です。アーティストの矢津吉隆さんが「この大きな交差点に、アート作品がある」と連れて来てくれました。交差点から宇宙を感じる矢津「これ、これです!」藤田「枝豆の形をしたオブジェですか?」首を横に振る矢津さんが指しているのは、現代...続きを読む
現代美術を見るなら、ギャラリー(画廊)に行こう!
ガイド記事藤田 千彩「ギャラリー(画廊)」と聞くだけで、マニアが足を運ぶようなイメージや、作品を購入しなくてはいけないのかと不安に感じます。実際のギャラリー(画廊)はそんな場ではありません。じつは「ギャラリー」と「画廊」は同じもの「ギャラリー」と「画廊」、違いはありません。オーナーの好みで、英語あるいは漢字の表記が違う...続きを読む
コムズカシイ?美術の「コンセプト」を理解するコツ
ガイド記事藤田 千彩現代美術の専門用語で一番耳にしながら、一番難解なのが「コンセプト」という言葉です。美術に詳しい人に説明してもらえばもらうほど「で?」と言いたくなります。まずは「コンセプト」に気付きましょう現代美術作品は「桜が描かれててきれいだね」とか「粘土がモリモリ盛られてて力強いね」というように、表面的に分かるも...続きを読む
キュレーターって何?キュレーションって何?
ガイド記事藤田 千彩「キュレーター」って何?今回お話を伺った加藤義夫さん以前、美術館で展覧会を企画する「学芸員」について取り上げました。今回お話を伺った加藤義夫さんは、美術館など特定の場所に限らず、「アート作品を展示してほしい」という依頼に答えて、展覧会を企画する人=「キュレーター」です。「展覧会はいろいろな人と関わっ...続きを読む
メディアアートって、何?
ガイド記事藤田 千彩読者のみなさんも「メディアアート」という言葉を、一度は耳にしたことがあるでしょう。「文化庁メディア芸術祭」という展覧会が全国各地で開催されるなど、昨今その注目度は大きく増しています。しかし、そもそも「メディアアート」とはどういうものなのでしょうか?それを今回は考えてみます。メディアアートとは?岐阜県...続きを読む
現代美術とは?3~その価値と内容について
ガイド記事藤田 千彩第1回では「現代美術はどういうものなのか」を、第2回では「西洋美術と日本画から現代美術を考えること」を知ることができました。本シリーズ最終回の今回は、さらに別のジャンルから現代美術について見たとき、その価値と内容を考えていきます。まずは、ファッション関係の会社が運営する現代美術のギャラリーでディレク...続きを読む
現代美術とは?2~西洋美術と日本画の視点から
ガイド記事藤田 千彩前回の話を聞いて、私藤田は「たった今、この時代に生きて出会えるからこそ、現代美術を理解したり、作品を見ていろいろ気付いたり、考えさせられるのだなぁ」と再確認しました。今回は過去からつながる美術を取り上げ、現代美術とのつながりを考えていきます。まずは、大学で画家のゴーギャンを研究をしていたという、群馬...続きを読む
現代美術とは?1~それは分からないものか
ガイド記事藤田 千彩私藤田は「現代美術って面白いなあ」と思うひとりです。え、変わってる?そんなことないですよ。見た目がきれいだったりかわいい作品を見ても「ステキ」としか思わないですが、現代美術の作品は奥が深い。見て「なんだろう?」と想像していると、はっと気が付くことがあったり、くすっと笑いがもれたりするのですから。その...続きを読む