糖尿病
糖尿病の経口薬・インスリン
糖尿病の薬物療法は、経口薬治療とインスリン療法の2つ。それぞれの違い、役割、効果、副作用などの基本情報をまとめました。納得して糖尿病を続けるために、ご活用ください。
記事一覧
経口薬・インスリンの基礎知識
ガイド記事河合 勝幸糖尿病治療の薬とは?薬の飲み忘れは意外に多いものです。いろいろ工夫をしましょう。糖尿病の薬物療法には、経口薬治療とインスリン療法の2つがあります。糖尿病患者の95%を占める2型糖尿病は、ゆっくりと進行する病気です。最初は食事と運動を守って減量すれば血糖値は下がりますが、進行すると、やがて「ヘモグロビ...続きを読む
飲むインスリン! 続々と開発中の次世代インスリン
ガイド記事河合 勝幸インスリンが飲み薬になれは注射の回数も減りますし、インスリンの作用もより体に優しいものになりそうです。「インスリン、飲み薬に」という見出しが日経新聞2014年6月24日朝刊に載りました。飲み薬にすることでインスリン注射の痛みがなくなる?!というのが素人の第一感ですが、簡易なインスリンペンと極細針の普...続きを読む
経口薬では不十分!追加はインスリンかインクレチン?
ガイド記事河合 勝幸代表的な基礎インスリンの「トレシーバ」経口血糖降下薬の増量や増剤では血糖コントロールの目標が達成できない2型糖尿病患者に対し、持効型の基礎インスリンを経口薬と併用する、いわゆるBOT(BasalsupportedOralTherapy)は、2007年頃から日本でも話題になりました。ただ、欧米の2型糖...続きを読む
種類が多過ぎる糖尿病薬……あなたの薬はベストか?
ガイド記事河合 勝幸私は料理に応じて2種類のボーラスインスリンを使い分けていますが、いずれA1Cの目標を緩めてシンプルなインスリン療法にする日が来ることを知っています。薬は個人の病態によって変わります。世界の糖尿病患者が3億8200万人を超え、日本の「糖尿病が強く疑われる人」も約950万人(2012年)になりました。今...続きを読む
多過ぎる糖尿病薬…自分にベストな組み合わせ探しを!
ガイド記事河合 勝幸私が糖尿病の食事はヘルシー食でいいのだ!と言うと医療プロバイダーから無視されますが、これだけ薬があるのですから血糖管理は当り前で、よりヘルシーな人生を目指すのが世界のトレンドです。(c)KAWAIKatsuyuki2型糖尿病の血糖値が高くなる原因は「待望の糖尿病新薬!『ジャヌビア』登場」の記事で解説...続きを読む
インクレチン関連薬はやはり膵臓を傷つけるのか?
ガイド記事河合 勝幸インクレチン関連薬が抱える2つの問題インクレチン関連薬を全ての2型糖尿病患者に使える日が遠からず来ます。でも、こんな問題がまだ残っているようです。詳細は本文を。写真はビクトーザ(ノボノルディスクファーマ)インクレチン関連薬が使われ始めてから米国では早くも10年近く、日本でもそろそろ4年になります。I...続きを読む
糖尿病のインスリン療法は早期開始が正解?
ガイド記事河合 勝幸インスリン2型糖尿病と診断された時点で、直ちにインスリン療法に入ったほうが経口薬治療よりも血糖コントロールが良好という発表がありました。権威ある医学誌『ランセット』(2008.5月24日号)に掲載された情報ですから無視できません。糖尿病「インスリン療法」に対する誤解通常の2型糖尿病の治療は食事と運動...続きを読む
インスリン注射入門、ローテーションについて
ガイド記事河合 勝幸インスリン注射の青あざは、ちょっとした気配りで防げます映画『ショコラ』でチョコレートが大好きな奔放な老女アルマンドを名女優ジュディ・デンチが演じました。老女が糖尿病を隠してチョコレート屋に入り浸っているのを見た娘が、老女のスカートをまくってインスリン注射跡の青あざを皆に見せるシーンがあります。注射針...続きを読む
なぜインスリンの後発薬がないのか?
ガイド記事河合 勝幸2015年前後にインスリンのバイオシミラー問題が話題になるでしょう。photoはイーライリリーのヒューマログお待たせしました!もうすぐ大きな動きがありそうです。今年2013年5月に世界に先駆けて世に出たイーライリリーのインスリン・リスプロ商品名、ヒューマログの特許が米国で切れましたが、今後数年間はバ...続きを読む
なぜ日本のインスリン治療費はこんなにも高いのか?
ガイド記事河合 勝幸インスリン同クラスのインスリンでも製薬会社によって意外と価格差があります。しかし、価格の差は品質の差ではありません。photoはヒューマログ注ミリオペン(日本イーライリリー)糖尿病で生涯にわたる高額なインスリン治療費に苦しんでいる患者が大勢います。そんな折、とても興味のあるテーマ『糖尿病治療と医療費...続きを読む