宝塚ファン
宝塚歌劇の舞台とバックステージ
宝塚歌劇ならではの舞台機構や様々な公演形態、再演物や「ベルサイユのばら」「エリザベート」などヒット作などを解説しています。
記事一覧
舞台演出に欠かせないツール――セリ
ガイド記事桜木 星子先日、歌舞伎俳優の市川染五郎さんが国立劇場の舞台で、奈落に降りていたセリに落ちてしまうという事故が起きてしまいました。ご自身の怪我の痛みや今後の舞台休演の悔しさはもちろんのことでしょうが、本番中に舞台の幕を下ろさねばならなかったことは、役者にとってどれほど辛いことだったでしょう。1日も早くお元気なお...続きを読む
宝塚 より迫力を感じる八百屋舞台
ガイド記事桜木 星子八百屋舞台とはこの春、星組で再演される『ノバ・ボサ・ノバ』では、八百屋舞台が使用されます。その八百屋舞台とは……?八百屋さんを思い出して下さい。商品が並んでいる棚が斜めになっていますよね。これは、奥にある商品までちゃんと見せるため。八百屋舞台とはこの八百屋さんの棚のように、奥から前に斜めになっている...続きを読む
宝塚歌劇団の劇団レッスン
ガイド記事桜木 星子宝塚歌劇団では長年、歌劇団の生徒であれば誰でも受けられる劇団レッスンが行われています。レッスン科目は、ダンス・クラシックバレエ・タップ・ピラティス・日本舞踊・演劇・声楽・狂言など。レッスン料は無料で、場所はもちろん歌劇団内の教室です。各科目のレッスン日は毎月変わります。講師である先生方の多くは宝塚歌...続きを読む
これも伝統―上級生のお手伝い Part2
ガイド記事桜木 星子『これも伝統―上級生のお手伝いPart1』ではお手伝いの内容をお話しましたが、今回は「誰が誰のお手伝いをするのかはどうやって決まるの?」「お手伝いをするメリットは?」について。まず……。“みんなで助け合って”精神の生徒たち。そばで早替わりをしている人を手伝うのは、上級生・下級生、関係ありません。着替...続きを読む
宝塚の楽屋にて……上級生のお手伝いをする下級生!
ガイド記事桜木 星子宝塚の楽屋!上級生のお手伝い宝塚の楽屋でお手伝いをする下級生宝塚歌劇の楽屋は外部者の立ち入り禁止。ゆえに、早替わりも多く出ずっぱりのトップスター(主演男役)にでさえ、付き人はいません。そんな時の心強い助っ人が……お手伝いをしてくれる下級生の生徒。“上級生のお手伝い”とは、いっしょに舞台に出ている同じ...続きを読む
宝塚の洋物と日本物作品……それぞれの準備の大変さとは
ガイド記事桜木 星子宝塚の洋物と日本物作品、どちらが大変?宝塚の洋物と日本物作品の大変さ宝塚歌劇の作品を大きく分けると“洋物”と“日本物”に分かれます。皆さんのお好みや演技的なものはさておき、“洋物”と“日本物”の仕度の違いや、それに掛かる生徒(タカラジェンヌ)の大変さをお話しましょう。<目次>お化粧衣装髪型番外編お化...続きを読む
宝塚歌劇団が初めて!舞台で使用するマイク
ガイド記事桜木 星子日本の舞台で初めてマイクを使用したのは、実は宝塚歌劇団でした。それは1934年雪組公演『ヂャブ・ヂャブ・コント』。当時は舞台袖からコードを引っ張って使用したスタンドマイクでした。1950年代に入り、それがワイヤレスマイクに変わります。細身ではあるけれど、ずしりと重たく大きなマイク。それをハンドマイク...続きを読む
舞台はナマもの!Part3 落し物に注意!
ガイド記事桜木 星子豪華な舞台――衣装の他にもアクセサリー、髪飾り、被り物、衣装に付いている小物、小道具などなど、たくさんのモノを身にまとい、または手にして舞台に立つ生徒(タカラジェンヌ)たち。たまにそれらを「舞台上で落としてしまう」というハプニングも起きてしまいます。これはダンス場面によくあるでしょうね。あれだけ激し...続きを読む
【演出助手】Part2 演出助手は偉大だ!
ガイド記事桜木 星子この記事に関連のある<ガイド記事>★【演出助手】Part1演出家になるためには助手から★スタッフの稽古が始まるまで★スタッフの稽古期間中―演出家編Part1に引き続き、宝塚歌劇団の“演出助手”についてお話しましょう。“演出助手”という職名なのですから、演出家の補佐であることに間違いはなし。そのために...続きを読む
【演出助手】Part1 演出家になるためには助手から
ガイド記事桜木 星子この記事に関連のある<ガイド記事>★スタッフの稽古が始まるまで★スタッフの稽古期間中―演出家編宝塚歌劇団の演出家には皆、演出助手の時代がありました。助手として勉強をし経験を積み、やがて演出家としてデビューできるのです。その辺り“宝塚音楽学校に合格できれば、宝塚歌劇団に入団できる”に似た、宝塚特有の温...続きを読む