自動車保険/自動車保険関連情報

なぜか保険金減額??? 搭乗者傷害保険(2ページ目)

自分のクルマでケガをすれば必ず請求するはずの「搭乗者傷害保険金」。保険金請求時に「あれっ?」と思うことは意外とあるものです。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

  • Comment Page Icon
自動車保険の約款(搭乗者傷害条項、医療保険金)の一部を抜粋すると
「(略)~平常の生活または業務に従事することができる程度になおった日までの治療日数に対し、次の金額を医療保険金として(略)~払います」
というふうに書かれています。

例えば仕事をしている人であれば、仕事ができる程度に直ったらそこまでの金額を支払うということです。つまり約款上はそれ以降については対象にならないことになります。

では具体的にいくらかというとその線引きはケースバイケースでなんとも言えません。

しかしながら仮に一家の大黒柱が大ケガをしたら経済的には多少なりとも保険の助けが必要ですし、あてにされる方も多いでしょう。そんなとき保険金が減額されたら・・・

搭乗者傷害保険の医療保険金の支払いにはこういったことがあるということは、是非覚えておいてください。

また最近では医療保険金の支払いも従来と違うタイプのものもでてきています。

事例のように一日当りの金額×日数という従来からの「日数払」の他にケガをしたのがこの箇所でこの症状なら固定でいくらという「部位症状別払」というものがでてきています。

これは決まった金額を払ってそれで終わりというものです。保険料(掛金)としては「日数払」よりも「部位症状別払」の方が保険料は幾分割安です。
----------------------------------------------

1.日数払   
(長所) 治療が長引けば支払い金額が多い
(短所) 支払い基準がケースによってはっきりしないことがある

2.部位症状別払
(長所) 支払い基準が明確・迅速
(短所) 治療が長引いた場合、日数払より支払い金額が低額
----------------------------------------------

どちらを取るかは個々人の考え方・価値観の問題だと思いますが、自動車保険を購入する場合にはこうしたことも加味して補償内容の検討をしてみてください
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/5/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます