「(略)~平常の生活または業務に従事することができる程度になおった日までの治療日数に対し、次の金額を医療保険金として(略)~払います」
というふうに書かれています。
例えば仕事をしている人であれば、仕事ができる程度に直ったらそこまでの金額を支払うということです。つまり約款上はそれ以降については対象にならないことになります。
では具体的にいくらかというとその線引きはケースバイケースでなんとも言えません。
しかしながら仮に一家の大黒柱が大ケガをしたら経済的には多少なりとも保険の助けが必要ですし、あてにされる方も多いでしょう。そんなとき保険金が減額されたら・・・
搭乗者傷害保険の医療保険金の支払いにはこういったことがあるということは、是非覚えておいてください。
また最近では医療保険金の支払いも従来と違うタイプのものもでてきています。
事例のように一日当りの金額×日数という従来からの「日数払」の他にケガをしたのがこの箇所でこの症状なら固定でいくらという「部位症状別払」というものがでてきています。
これは決まった金額を払ってそれで終わりというものです。保険料(掛金)としては「日数払」よりも「部位症状別払」の方が保険料は幾分割安です。
(長所) 治療が長引けば支払い金額が多い
(短所) 支払い基準がケースによってはっきりしないことがある
2.部位症状別払
(長所) 支払い基準が明確・迅速
(短所) 治療が長引いた場合、日数払より支払い金額が低額