リスク細分型自動車保険をもう一度見直してみましょう。 |
「走行距離」の区分に関しては当初申告していた距離より多く走った場合には追徴保険料を支払ったり、故意に過少申告をしていて免責(保険の対象外)となったりするケースなどもあるようです。
そうしたなかソニー損保の自動車保険に新たなサービスが付加されます。特に目を引くのは「走行距離」について契約当初予定していたより余った(走らなかった)分の保険料を翌年に繰り越せるようになるということです。
何だか携帯電話会社のCMのようですが、予定より少ない分を繰り越せてお得になるのならそれはありがたいですね。
実際「走行距離」の確認は手間がかかるのは事実で、保険契約の継続時はもちろん事故のときでも確認が必要になります。そのため大手の損害保険会社の中にはリスク細分項目から「走行距離」区分を無くすというところもでてきているようです。
そうした動きもある中でソニー損保の自動車保険の新サービスについて内容を確認していきたいと思います。ソニー損保の自動車保険の「走行距離」区分に関して注目点は2つあります。
1.走らなかった分の保険料を翌年に繰り越せる 2.走りすぎても追徴保険料が不要! |
走らなかった分の保険料を翌年に繰り越せる
「契約距離区分」の上限値より、実際に走った距離が下回った場合に、その差額保険料に相当する金額を、翌年の継続契約の保険料から割引くものです。具体的には下記の適用条件をすべて満たしている場合に「くりこし割引」が適用され、継続する自動車保険の保険料から差し引かれるという仕組みです。
<適用条件> 1.「走った距離」が、ご契約の契約距離区分の上限キロ数より1,000km以上少なかったこと。 2.現在のご契約の保険期間が1年間であること。 3.新たな契約の申込手続き時・継続の申込手続き時のいずれにおいても、申込日の積算距離計数値を入力していること 4.現在の契約期間中の「走った距離」が、16,000km以下であること。 5.現在の契約期間中に、使用目的および契約距離区分に関する変更が行われなかったこと。 6.現在の契約と継続された契約のいずれもが使用目的が主に家庭用であること。 7.ソニー損保から継続をしない旨の案内が無かったこと。 |
またこの「くりこし割引」については、保険開始日が2005年2月1日以降の契約から対象となります。