自動車保険/自動車保険の等級制度とは

せっかくの20等級が水の泡?(2ページ目)

娘がクルマを購入したので、父親が自分の自動車保険の割引を引き継がせた。娘が結婚して家を出てからその後の車両入替に問題が発生した!

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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田中さんはどのようにクルマを入れ替えたのか?

恵子さんが始めてクルマを購入した際、自動車保険の保険料が高いので田中さんの割引を引き継ぎました。

子供がクルマに乗るようになるとよくあることなので解説しておきますと、子供がクルマを買った場合に普通に考えると、
◇ 父親のクルマA 20等級
◇ 子供のクルマB 新規契約
となります。

しかしこれでは子供保険料が高いので、
◇ 子供のクルマBを父親の20等級の契約に車両入替
◇ 結果自分の自動車保険から押し出された父親のクルマを新規扱いで契約
とすることができます。こうすると一般的に年齢が若いため自動車保険料が高くなりがちな子供のクルマの保険料をかなり抑えることができます。

このようなケースで気をつけておくことは?

事例の田中さんも上記の方法で自動車保険の保険料負担を軽減しました。しかし問題はここからです。

子供が若くローンが組めないなどの理由で親がクルマを買い与えることがあると思います。その際に田中さんのようなことを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

子供に名義を移す場合には「同居の親族間」であることが必要ですので、結婚して実家を出る前に名義を移しておく必要があります。

もちろん相手が子供だけでなく、配偶者・兄弟等のケースもあります。要件が異なることもあるので、必ず保険会社等の担当者に確認してください。

[今日の教訓]
子供がクルマに乗るようになった。結婚などして家をでることが決まったときなどは車両名義、自動車保険の契約者・被保険者の名義を確認するようにしよう!


【関連情報】
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