自動車保険/自動車保険の基礎を学ぼう

どうする?対物賠償 ~自動車保険の基礎解説3~(2ページ目)

「運転していてガードレールをこすった」誰しも一度くらいは経験する(可能性のある?)ことだと思います。自動車保険のなかでも最も身近な「対物賠償」について考えてみましょう。

執筆者:松本 進午

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それでは補償はいくら必要?

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「無制限」を選んでも、保険料はそれほど変わりません
一般的に対人賠償責任保険というのは、保険金額が1000万円でも無制限でも、思いのほか保険料に大きな差はありません。そうであれば、やはりこれについても保険金額は「無制限」を選んでおきたいところです。

いざという時に役に立たないのでは、保険に入る意味がありませんからね。相手方への賠償は自動車保険の「キモ」ですから、できるだけ奮発しておきましょう。

えっ、相手方との交渉をしてもらえない?

もうひとつ保険金額を奮発しておかなければならない大きな理由があります。

自動車保険に入るにあたって、経済的な補償は確かに重要ですが、同じくらい大切なのが「相手方との交渉」つまり示談を代行してもらえるところです。(相手方との交渉が必要な理由については機会をあらためてご説明したいと思います。)

一般に、この機能は当たり前に備わっているものと思われていますが、あくまでも保険会社の「サービス」のひとつであったりします。(実際、ほんの数年前まで対物賠償について「公式には」このサービスが付いていない商品が当たり前に販売されていました。)

ここで意外と知られていない大きなポイントがあります。実はこの「サービス」は相手方への賠償額が「保険金額」の範囲内に収まる限りにおいて利用できるサービスなのです。つまり賠償額が「保険金額」を超えてしまう場合には、保険会社に相手方との交渉をお願いすることができず、自分で示談交渉を行わなければならないのです! あまり想像したくないお話ですよね……。



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