当記事では、「なぜ自動車保険(任意)が必要なのか?」について考えてみたいと思います。

そもそも保険って何?

画像の代替テキスト
難解な用語が並んでいますが、力を合せて解読していきましょう!
ところで、「そもそも保険って何でしょうか?」簡単なようですが実は奥が深い質問です。

「一人は万人のために、万人は一人のために」とか、少しむずかしい言葉で「相互扶助」などと言いますが、「あるグループのメンバー全員が少しずつ持ち寄って、メンバーそれぞれに起こりうる不幸なアクシデントに備える」というのがその基本的な考え方です。

およそ世の中の「保険」と名がつく仕組みはすべてこの考え方で成り立っているといっても良いでしょう。このことは自動車保険についても同様で、このシンプルな概念が、保険会社の事業計画や保険商品の開発、つまり保険料を決めるにあたってのベースになっています。

ところで、いうまでもなく自動車保険は「自動車」の「保険」です。ここで想定されているのは、自動車によるアクシデントで、それに備えるのがこの保険の目的です。

具体的には、「人を傷つけてしまった」「(相手のまたは自分の)車を壊してしまった」「ケガをしてしまった」などのさまざまなケースが考えられますが、大きく以下の3つに分類されます。

1.相手方に対する賠償

1つ目は「相手方に対する賠償」です。この部分はいわば自動車保険の「キモ」とでもいうべきもので、この機能を中心として幅を広げてきたのが現在各社で販売されている最新型の商品です。

当たり前のことですが、他人に迷惑をかけたらその償いをしなければなりません。これは社会の基本的なルールです。わが国の民法709条は、「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」と定めています。この条文は自動車事故における賠償を考える際にも、非常に重要なものとなります。なぜなら自動車保険で保険金の支払い対象となるのは「法律上の賠償責任を負う場合」に限られるからです。