自動車保険/自動車保険関連情報

後部座席のシートベルト着用が義務化

6月1日の改正道路交通法の施行を前に、そのポイントについておさらいします。一番の注目は後部座席のシートベルト着用が義務化されたことです。

執筆者:松本 進午

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いよいよ明日から改正道路交通法が施行されます。そこで今回は、改正法施行のポイントについて、もう一度おさらいしておきましょう。(前回の記事はコチラ

後部座席シートベルトの着用が義務化されます

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いよいよ義務化です!
以前の記事でもお話しましたが、後部座席についてもシートベルトの着用が義務付けられることになります。これについては、高速自動車国道や自動車専用道路に限って適用され、違反者に対して行政処分として1点減点のペナルティが科されることになりますが、反則金はありません。

警察庁の通達によれば、現実的にはいまだ低い装着率にかんがみて「国民の自発的な遵守を促進させる」ということで、当面は「広報啓発活動に重点を置く」として、高速自動車国道などにおける悪質で危険な違反者に限って取り締まりを行うこととされています。

つまり施行後しばらくの間(一部報道によれば9月頃まで)は、大々的な取り締まりが行われることは無さそうです。

ところで、今回の着用義務化は、そもそもシートベルトが備えられていない路線バスなどを除く、バスやタクシーなどにも適用されますが、乗客に装着を求めても素直に従ってくれないような場合にはどうなるのでしょうか?

通達には、「違反の責任を問うか否かについては、個別具体に判断しなければならない」と書かれていますので、車内における案内の表示や、着用を呼びかけるなどの努力を行ってもなお、乗客が従わないようなケースでは、現場警察官の柔軟な対応が期待されます。

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