対象となる火災保険は?
持ち出し家財とは?ポイントは建物の中! |
自由化前からある火災保険では「住宅火災保険」はこの補償の対象になりません。これをベースにした住宅総合保険や団地保険などでこの補償が付帯されています。自由化後に出てきた火災保険は補償の範囲が広くなっているものがほとんどですから、この持ち出し家財の補償もついているものが多いと思います(もしくはオプション対応)。
念のためご自身で加入先の損害保険会社に確認してみてください。それでは次にこの補償が適用される具体的な要件を確認しておきましょう。
持ち出し家財保険金とは?
それでは具体的な要件を見ていきましょう。火災保険商品によって多少の差異がある点がご留意いただき住宅総合保険を例に解説していきます。保険目的が「家財」である火災保険に加入している場合、一時的に持ち出した家財が日本国内の他の建物内(注:あくまで建物に中)で火災、落雷、破裂・爆発、風災・雪災・雹災、建物外部からの物体の飛来・衝突、給排水設備の不備による水濡れ、盗難などを原因として損害を受けた場合に対象となります。
ポイントとして、
- 一般的にあくまで他の建物の中での損害
- 補償は火災保険の内容に順じている
旅行などで行った先の「ホテル内」でこれらの被害に遭った場合などとイメージすると分かりやすいと思います。