損害保険/火災保険の入り方

火災保険の選び方を考える(基礎・持家編)

火災保険の選び方を考えるの2回目です。今回は持ち家の場合ついて、戸建て・マンションそれぞれの火災保険を付帯する際のポイントなどについて解説します。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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前回は「火災保険の選び方を考える(商品・賃貸編)」として火災保険商品の基礎と賃貸物件に住んでいる場合の火災保険選びのポイントについてお話しました。

火災保険の選び方
持ち家の火災保険の選び方は?
火災保険選びの基礎的なお話もしていますので、まだご覧になっていない方は先にこちらをお読みになってください。

今回はこの続き、「火災保険の選び方を考える(基礎・持家編)」と題しまして、持ち家の場合の火災保険の選び方を考えてみたいと思います。


特に戸建てとマンションではそれぞれ異なる特徴がありますので、ポイントと注意点などについて解説していきましょう。前回の記事も含めてこのシリーズの目次です。INDEXの上の記事が前回、下の記事が今回の記事です。

【INDEX】
■火災保険の選び方を考える(商品・賃貸編)
P1火災保険の加入先の選び方
P2火災保険商品の選び方の基礎
P3火災保険の選び方(賃貸)

■火災保険の選び方を考える(基礎・持家編)
P1火災保険の選び方(持ち家・戸建)1
P2火災保険の選び方(持ち家・戸建)2、マンション
P3店舗や事務所併用住宅

火災保険の選び方(持ち家・戸建)1

まずは持ち家の場合について解説します。住宅物件なら主な保険の目的は建物と家財になります。どこに保険をつけるのかを確認して頂いた上で、持ち家の場合まず考慮したいことが住宅ローンです。

住宅ローンと言えば住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫の特約火災保険も同様)ですが、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ここにいわゆる特約火災保険なる火災保険があります。

住宅金融支援機構への返済期間中は、この特約火災保険・選択対象火災保険以外の火災保険を別に契約することはできません(家財は除く)。

ここ重要です。住宅金融支援機構の特約火災保険は幹事会社が損保ジャパンとなっていて他に各損保が共同して保険を引き受ける共同保険となっています。

【参考(例)】
一つの火災保険契約について、A社40%、B社25%、C社15%、D社15% E社5%これで合計100%。
→文字通り共同で保険を引き受けることを「共同保険」という

結論をいうと他の保険会社で加入してはダメです。これは保険引き受け上のルールです。意外と知らない人が多く、たまに他で加入している人がいますがNGです。そもそもこの場合火災保険を引き受けてはいけないことになっています。

本来引き受けてはいけないものですから、事故の際にトラブルの可能性もありますので、該当する人は損保会社に確認してください。


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