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働く女vs専業主婦?年金の戦い/専業主婦編(2ページ目)

次の年金改正で、消費税よりホットなテーマ、それは「女性と女性の戦い」です。専業主婦にとって第3号被保険者制度はどういう意味があるのでしょうか。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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第3号被保険者制度は廃止する方向しかない

ここまで不思議な制度「第3号被保険者」について説明をしてきました。おそらくここまで読んだ人のほとんどは、「なんかおかしい制度だな」と思うのではないでしょうか。少なくとも「第3号被保険者である人はなんだかトクをしているように見える」と思います。たぶん、それが一番の問題なのでしょう。

結論を先に言えば、第3号被保険者はいつか廃止しなくてはいけない制度だと思います。少なくとも今の制度は不合理です。

仮に第3号被保険者制度が残されるとしても、やはり年金の保険料を負担してもらう仕組みを考えるべきではないでしょうか。たとえば半額は本人が保険料を納めて、半額は厚生年金・共済年金制度から負担する、というような経過的措置でもいいと思います。少なくとも「ゼロ円でよい」という現状は時代に受け入れられないものだと言えます。

保険料の引き落としは、夫の給与から天引きしてもいいでしょう。未納問題が生じうることを考えれば、本人に自分で銀行で振り込ませることはあまり効果的ではないと思います。

子育て世帯について年金の受給権を与えていくことはまた別のやり方で実現することもできると思います。ちなみに正社員であった人が育児休業を取っている期間は3年間、ゼロ円負担でかつての水準で厚生年金に加入していたとする制度があります。これはとても良い制度ですが、同様の仕組みを延長したり、子どもの年齢で判断して「一番下の子がX歳まで保険料を免除」というような仕組みを作ればいいわけです。

いろいろ考え方はありますが、議論をしてみる価値はあるはずです。少なくとも「子どもは卒業しているし、夫がしっかり稼いでいるからパートの必要もない。だから文字通り専業主婦をしている」人については保険料を納めてもらってもいいのではないでしょうか?

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