四国地方のおすすめの神社と寺
■四国八十八ヶ所(四国全域)四国全域にある空海ゆかりの八十八ヶ所の札所で、これを巡る行為及び人を「遍路」と呼びます。すべて歩いて巡ると40日程度かかりますが、バスツアーも多く、また、バイクで巡る人もいます。一度にすべて巡る必要はなく、何度かに分けて巡る人もいます。本山寺本堂(香川県)、石手寺二王門、太山寺本堂、大宝寺本堂(いずれも愛媛県)が、国宝に指定されています。
■金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)
全国にある金刀比羅さんの総本宮で、海上交通の神様として有名です。また、石段の多さでも知られ、奥社まで登ると1368段にもなりますが、眺めがよいので、ぜひ一番上まで上ってみてください。石段の途中には店が立ち並び、讃岐うどんも食べられます。真ん中あたりには、飴を売る5つの屋台があります。これは五人百姓といい、先祖の功績により、境内で営業を許された5人のお百姓さんが営む由緒ある店です。
※四国こんぴら歌舞伎大芝居
参道には、天保6年(1835年)に建てられた現存する最古の芝居小屋があり、毎年春に、人気歌舞伎役者による公演が行われます。
■善通寺(香川県善通寺市)
宝亀5年(774年)に、弘法大師がお生まれになった地にある寺で、四国八十八ヶ所霊場の中では、75番です。五重塔もある立派な伽藍で、宝物館には国宝のお経や重要文化財の仏像などがあります。善通寺市には 「こがね製麺所」などのさぬきうどんの製麺所がいくつもあり、お参りのついでに食べ歩きも楽しめます。
■神谷神社(香川県坂出市)
古来から霊山であった白峯山のふもとにあります。本殿は、三間社流造りという鎌倉時代の建築様式で、国宝に指定されています。美しい曲線を描く屋根が見所です。
■豊楽寺(ぶらくじ)(高知県長岡郡大豊町)
8世紀に、聖武天皇の勅願により僧、行基が創建したといわれます。薬師堂は、平安末期に建てられた四国最古の建造物で国宝に指定されています。