4 下島温泉 (温泉地再訪) 仙游館
1. CO2 391mgは抜けていた
2. 透明、無味、無臭 循環
3. 渓谷の景観は抜群
下島温泉の湯は近くの湯屋温泉と同じく強い炭酸泉と思っていたが、炭酸含有量は少ない含鉄重曹泉であった。下島温泉では一軒宿の仙游館に訪問した。やや古い造りの木造の宿で小さな規模である。川に面した景観の良い露天風呂と内湯が離れてあり、先に露天風呂に行ったが炭酸を残していない循環の浴槽であったので、内湯に入浴した。
内湯は小さな浴槽が析出物で色が変り雰囲気があったが、これも加熱循環であり残念であった。岩組の大きな浴槽の内湯も循環で炭酸分や鉄分を感じられなかった。
源泉は分析表によると16.6度の重曹泉で総計3045mgのものである。以前は鉄分が多かったのかもしれず、パンフレットには含鉄(2)となっているが分析値は鉄分は3.0mgであった。ほかにはCO2が391.9mg含有されているが基本的には純重曹泉である。しかしつるつるもなく個性のない湯であった。透明、無味、無臭と記録した。小さな浴槽を源泉掛け流し水風呂にすれば良いと思った。
下島温泉 (温泉地再訪) 仙游館
岐阜県下呂市小坂町落合1686
電話. 0576-62-3005
日帰り入浴不可 宿泊者のみ入浴可能
宿泊料金 10.000円~
下島温泉 仙游館
5 下島温泉 (再訪) ひめしゃがの湯
1. 溶存8297mgの食塩重曹泉
2. 素晴らしい源泉
3. 使い方も良くなっていた
4. 鉄分(Fe)27.5mgで真っ赤な湯
温泉は再訪もまた楽しい。ひめしゃがの湯はオープン当初にるるぶの取材で行って以来の訪問である。新築の大きな温泉センター施設である。凝った造りで雰囲気は良い。以前は内湯の一部に源泉風呂があるのみで、ほかは透明で除鉄していたのか?あまり記憶に残らない湯であったが、今回は素晴らしい使い方の温泉に変っていた。
まず訪問者に期待を抱かせるのは玄関前の飲泉場である。大きな四角い石の源泉飲泉場は褐色の析出物に覆われ黄土色のサイコロのようになっている。湯は間欠的に出る炭酸含有泉特有のものである。炭酸清涼味と鉄渋味のある源泉で、炭酸臭がわかる新鮮なものであった。
浴室に行くと湯の色に圧倒される。内湯加熱浴槽はオレンジ色の濃いもので凄い存在感である。そして露天風呂に行くとさらに赤さが強くなっており、ほぼ熟した柿のような赤さである。この色で温泉の観察を忘れてしまうほど興奮した。
次も「ひめしゃがの湯」の続きと湯屋温泉「奥田屋」