温泉/関東の温泉

黒さでは日本有数、東京蒲田周辺の黒湯(2ページ目)

年々数が減って来たが、蒲田駅周辺には黒湯の銭湯がまだ数多く残っている。その中でゆーシティ蒲田、蒲田温泉、ヌーランドさがみ湯、六郷温泉、第一相模湯、鵜の木天然温泉をレポートした。

執筆者:郡司 勇


 3 ヌーランドさがみ湯(再訪) 


1. 重曹泉 透明度 10~20センチ
2. 露天風呂あり
3. 大きなスーパー銭湯



ヌーランド1
円形の大きなスーパー銭湯


大きなビルのスーパー銭湯に近い温泉銭湯。重曹で規定の冷鉱泉であることは分かるが、分析表掲示がない。そのため重曹泉なのか規定泉なのか分からない。有機物の含有量は多く、濃い源泉なのであろうが加水していると思われる。黒褐色(10~20センチ)少苦味、わら臭あり。と記録した。

ヌーランド2
小さな露天風呂が付いている


露天風呂と内湯の一つが温泉を利用しているが、露天風呂のほうが薄く、加水していると思われる。露天風呂と内湯ともに循環であった。温泉を前面に打ち出すより、スーパー銭湯としての経営とした方針なのであろう。温泉も貴重な黒湯なのでうまく使ってほしいと思う。

ヌーランド3
内湯の一つに温泉が使われている



ヌーランドさがみ湯 
東京都大田区仲六郷2-7-5
Tel 03-3739-1126
・営業時間 AM10:00~PM11:00
【入浴料金】430円 サウナ付き800円
  • ヌーランドさがみ湯


     4 六郷温泉(再訪) 


    1. 硫黄を含む炭酸泉の冷泉
    2. 街中に湧出している
    3. 炭酸と硫黄の感触がある


    六郷1
    木造の背の高い銭湯建築


    多摩川のほとりにある黒湯の温泉銭湯。古い造りのままで、外観はアールデコ調の造りである。湯は黒湯ながら食塩泉で、塩分の含有量が多い。17.8度、PH8.1、総計3385mgの弱食塩泉であるが有機物を45.3mg含み薄い黒湯になっている。重曹系のさっぱりした冷えの湯と食塩系の熱の湯の両方の個性を併せ持っている。

    六郷2
    内湯の温泉浴槽


    浴槽は黒湯の温泉浴槽のみで白湯がないのは潔い。薄い黒褐色(50センチ)塩エグ味、微わら臭と記録した。鉱泉のため加熱循環であるが、源泉カラン自在であり、新鮮な源泉に触れられて嬉しい。


    六郷温泉  
    東京都東京都大田区仲六郷4-19-2 
    TEL 03-3731-0024
    10:00~23:00
    【料  金】平日500円、土日祝日1,000円
    定休日 月曜日 
  • 六郷温泉

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