黒さでは日本有数、東京蒲田周辺の黒湯
年々数が減って来たが、蒲田駅周辺には黒湯の銭湯がまだ数多く残っている。その中でゆーシティ蒲田、蒲田温泉、ヌーランドさがみ湯、六郷温泉、第一相模湯、鵜の木天然温泉をレポートした。
1ユーシティ蒲田 (再訪5回以上)
1. 重曹とメタ珪酸で規定泉 17.9度
2. CO3 96mgでややつるつる
3. 有機物 181.0mg 透明度 3~4センチ
蒲田駅近くのビルの外観 |
蒲田駅の近くにある温泉。3階建てのビルで、1階はランドリー、2階が浴室、3階が休憩所となっている。日曜日の午後の休憩所は常連で満員で、廊下にも座れなかった。おじいさん、おばあさんのカラオケ大会と言った状況で凄い人気である。温泉は2階の露天風呂のみで使われており、その他いくつかの浴槽は白湯である。PH8.25、17.9度の規定泉で重曹とメタ珪酸での規定である。総計は974mgなので重曹泉とならないのである。
温泉は露天風呂で使われている |
しかし真っ黒な湯で、規定泉の中では最も存在感のある温泉であろう。CO3(炭酸イオン)96mgと有機物181.1mgを含有し真っ黒な黒湯になっている。黒褐色(3~4センチ)、少薬味、わら堆肥臭あり。と記録した。温泉浴槽は循環で黒湯の温泉銭湯では一般的な、「カラン自在」でないのが非常に残念である。源泉の新鮮さを重視していただきたい温泉である。
ゆーシティ蒲田
東京都大田区蒲田1ー26-16
TEL 03-5711-1126
朝11時より深夜0時
定休日 毎週火曜日
430円 手ぶらセット 700円
2 蒲田温泉 (再訪5回以上)
1. 食塩重曹泉 17.9度
2. 総計 2305mg
3. 有機物 120mg 透明度 4~5センチ
コンクリートの建築と赤い看板 |
蒲田の南西にある温泉銭湯、ここは2階が休憩所で居酒屋のような飲食ができるので、銭湯のほかに休憩や宴会ができる銭湯である。私はこの温泉が近いので、温泉仲間の集まりや、NHKの撮影などでも使った。湯は総計2305mgの食塩重曹泉(Na-HCO3,Cl)で17.9度、PH7.9の黒湯である。
高温と適温に分かれた浴槽 |
有機物の含有量は120mgと多くCO3は7.0mgと少量である。しかしユーシティよりこちらのほうがつるつるの感触がある。黒さはやや少ない。黒褐色(4~5センチ)、少苦味、匂いは少ないが仄かなわら臭がある。半円形の内湯に温泉が入れられている。熱い湯とヌル湯の浴槽、2つに分かれているが、源泉カラン自在で好感した。源泉を足すことによって新鮮な湯に触れることができて良い。
蒲田温泉
東京都大田区蒲田本町2-23-2
TEL:03-3732-1126
大人 430円 子供 300円
定休日 水曜日
10:00~24:00
次は新築のスーパー銭湯と古い温泉銭湯