3 常盤野温泉 民宿じょっぱり
1. 好きな泉質
2. 露天風呂が仮設風で良い
3. 緑色の湯
三角屋根の3階建ての外観 |
嶽温泉の先に出来た温泉。源泉は3軒の施設で使っているとのこと。湯段と似た温泉で緑色濁り、エグ甘味+渋味残る+少塩味、少金気臭の観察である。
内湯浴槽は一つのみ |
総計3537mgの重炭酸土類食塩泉(Na,Mg、Ca-Cl,HCO3)で泉質名は湯段と同じである。しかし温泉の温度が59.5度と高く、CO2は湯段と同じ程度の282mgであるが炭酸の感触は抜けてしまっている。
仮設風な離れの露天風呂 |
内湯はすのこ張りの床にコンクリートの浴槽であるが、外部に仮設風の露天風呂があり、板の外壁によしづ張りの簡素なものである。これが絶品である。
開放的な木枠の露天風呂 |
木枠の浴槽1つのみで若草色の湯が掛け流しで利用されており、岩木山や周囲の景観を眺めて入浴できる。露天風呂は薄い緑色、エグ味、少湯の香と記録した。
美しい緑色の湯が掛け流し |
よしづ張りの簡素な施設 |
常盤野温泉 民宿じょっぱり
住 所:青森県弘前市大字常盤野字湯段萢56
電 話:0172-83-2175
F A X:0172-83-2175
営業時間:日帰入浴10:00〜18:00
4 嶽温泉 (4回目) 田沢旅館
1. 良い雰囲気である。コンクリート内湯のみ
2. 嶽温泉10箇所は全て同じ源泉
3. 白濁した硫黄を含む酸性泉
田沢旅館の玄関 |
嶽温泉は周辺に多く存在する、土類食塩泉系の温泉ではなく、白濁した酸性泉が湧出している。46.9度の酸性土類塩化物泉(H-Ca-Cl)でPH2.05の強酸性泉である。陽イオンの組成はカルシウムの258.7mg(33.8%)の次が水素イオンの9.0mg(22%)である。陰イオンはClの1061mg(77%)である。硫黄分のHS,H2Sともに分析表には表記されていないが、白濁した温泉で硫黄臭のある湯である。遊離炭酸CO2の676mgも多く、炭酸の感触もある。
白濁の混浴内湯 |
白濁、酸味+炭酸味、硫黄臭という火山性の酸性泉特有の表情である。嶽温泉は広場に面して温泉宿が連立しているが山のホテルや縄文人の宿、嶽ホテルで入浴したが同じ源泉である。この田沢旅館は各旅館の写真が載っているHPで一番気にいったので、訪問してみた。
男女別の内湯、床が真っ白に染まっている |
混浴の内湯1つのみで、仕切りの内側に男女共に各1つ小さな浴槽もある。混浴の内湯は中央に打たせ湯のように湯を豪快に入れている四角い浴槽である。コンクリートの浴槽に白い硫黄華が付き白い床と浴槽になっている。源泉配湯場所にも行ってみたが同じような太さのパイプで16本に分配していた。硫黄分がゼロという分析表は不思議であるが、5から10mgほど含有されていると思われる。
嶽温泉 田沢旅館
弘前市大字常盤野字湯の沢10
TEL(0172)83-2752
6時~21時/300円
TEL 017-738-8288 / FAX 017-728-3827
※この記事に書かれている情報は2006年10月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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