3 ウインズラジャ温泉
1. 濃い黒湯 透明度10センチ
2 43.5度の食塩泉
3 オーバーフロー多し、ほぼ掛け流し。
ホテルの玄関のような大きな施設 |
総合レジャーランドのような大きな温泉施設。温泉は黒湯で濃さが強く驚いた。内湯、露天風呂ともにつるつるのある黒湯で、透明度10センチほどである。5センチくらいに手を沈めると黒湯は紅茶色の濃いものだとわかる。濃い赤褐色である。
オーバーフローの多い内湯 |
オーバーフローが多くどんどん掛け流しされて渦を巻いて排水されている。しかし表示に拠ると循環、殺菌である。しかしオーバーフローが多く半掛け流しに近いであろう。使い方としては満足した。
濃い黒湯の露天風呂 |
43.5度の食塩泉で総計5260mgの温泉である。黒褐色、塩えぐ味、ヨード臭(モール臭)と記録した。黒さが強いのとつるつるの感触が良いのが特記する点である。有機物も多いので殺菌が効かないと思われる。殺菌しないで、さらに温度も43.5度あるので掛け流し浴槽にすれば良いと思われた。
オーバーフローの分かる床の掛け流し |
4 たや温泉 湯快爽快たや
1. 濃厚な黒湯 透明度5センチ
2. 露天風呂の壷湯で源泉利用の掛け流し
3. ヌル湯浴槽は琥珀色。
チェーン展開する和風外観 |
大船に近い田谷という地域に出来た温泉。近くに田谷の洞窟があり、子供の頃に見に行ったことがある。ここの分析表をみて驚いた。温泉を使っている浴槽3箇所の分析表がある。それとは別に源泉分析表もあり計4枚の分析表が掲示されていた。
露天風呂は薄い琥珀色 |
そのうち五右衛門風呂のみは掛け流しである。黒湯の濃いもので純重曹泉の総計1878mgの源泉である。CO3が22.8mg含有されているがつるつるせず濃い黒褐色(5センチ)、苦味、少わら臭と観察した。ほかにヌル湯浴槽と白湯浴槽で温泉が使われているが加水はしないで循環・濾過で黒さを取っている。ヌル湯浴槽は琥珀色のような薄褐色であるが白湯は透明である。五右衛門風呂は掛け流しであるが殺菌のみしている表示となっていた。
濃厚な黒湯の壷風呂 |
温泉は大田区の黒湯に類似しており、重曹泉の濃い黒湯であるが濾過で色を取った使い方は始めてである。やはり五右衛門風呂の源泉掛け流しが一番黒く、匂い、味覚の個性も残っており一番良い。ウインズラジャよりもさらに濃い透明度は5センチであった。ほぼ真っ黒な温泉である。新表示になってから、温泉施設自体も温泉に対する見方が変わってきている。そういう意味で罰則のある表示義務を実施したことは大きな意味を持っている。
※この記事に書かれている情報は2005年6月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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