温泉/中国地方の温泉

名湯 湯田温泉の山水園に入浴 清水温泉も 山口県の掛け流し名湯 6(2ページ目)

山口県の温泉めぐりは山口市の湯田温泉で圧巻の終了である。湯田温泉の2温泉と湯の口温泉に行く。

執筆者:郡司 勇


敷地内に3本の源泉を持っていて掛け流しの内湯があった。板の壁に御影石の縁の浴槽が綺麗に造られ、窓からの庭の緑が美しい。高温のため少量ながら掛け流しで利用されている。

湯田5
宿の佇まい









70度のアルカリ性単純泉で総計は586mgである。主成分は食塩であるがCO3も11.3mg含有しつるつるの浴感になっている。特記する点は硫黄分であろう、硫化水素イオン1.2mgというわずかな含有量であるが感触に良く現れている。透明、無味、であるがやや多めの硫黄臭がある。

湯田6
日帰り用露天風呂








他の温泉ではたまご味がある代わりに無臭という温泉が多いが、こちらは逆になっている。硫黄分は温度が高いので湯の中に残留せずにすぐに匂いとなって抜けるのであろう。ということは新鮮な湯である証であると思われる。

湯田7
日帰りの内湯









日帰り専用の温泉施設もある。翠山と命名されている。翠に囲まれこの敷地の通りである。露天風呂は木立の中にあり木々の幹や葉に囲まれている。エントランスや休憩所は清々とした竹薮の背景である。湯は硫黄臭のあるアルカリ性単純泉で宿と同じ感触である。全浴槽掛け流しで利用されていた。


 

3 湯の口温泉  天宿  70
 綺麗な新築大旅館 18.2度 単純弱Rn泉 総計 150mg 
 OH 1.44 HS 1.07 CO3 24.6 




湯の口1
新築の外観








小郡から山に少々入った1軒宿の温泉。新築の立派な宿で浴室も綺麗にしつらえられている。総計150mgの放射能泉で特記成分としてHS 1.07mg含有している。また主成分は炭酸ナトリウムでCO3が24.6mgとなっている。つるつるの浴感があった。


湯の口2
露天風呂










山水園で時間を過ごしすぎ帰りの時間に追われ、深く観察できなかった。(記憶薄し)




※この記事に書かれている情報は2004年5月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。


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