山口県の掛け流し名湯 1
山口県の温泉を廻った。
山口の温泉はヌル湯を掛け流しにしているところが多く山梨を思い出した。
良い使い方の温泉が多く、素晴らしい。つるつるの単純泉が多く、主成分はCO3の
ことが多い。
1 霜降山鉱泉
放射能泉 15.1度 36.7ME 透明、無味、無臭 総計89mg
温泉スタンド |
マイレージが溜まったので山口宇部空港往復で山口県の温泉に行った。課題が多いのと、以前行った温泉地もずいぶん時間が経ち記憶が薄くなったので、総当りで訪問する計画を建てた。まず良い記憶になっている持世寺温泉に行く途中にある霜降山鉱泉から訪問した。山の頂上近くに湧出する鉱泉で、急な坂道をどんどん登り到着した。15.1度の弱放射能泉で持ち帰り用の鉱泉スタンドがあるのみの施設である。分析表が掲げられ総計は89mgのほとんど純水に近い鉱泉であるが放射能を36.7マッヘ含有し弱放射能泉になっている。飲泉では透明、無味、無臭の無感触であるが。せっかく来たので、プラス1点のために浴びる。
2 持世寺温泉 上の湯
単純泉 40度 HS 1.59 総計309 ヌルイ湯掛け流し 加熱浴槽もあり
透明、少甘味、微硫黄臭 使い方良し
日帰り用エントランス |
近くにある既遊の阿知須温泉を通過し、持世寺温泉に行った。上の湯は以前訪問したままに存在していた。木造の宿もあるが日帰り入浴は公衆浴場にて入浴する。40度、21.4マッヘの弱放射能単純泉で総計309mgの清澄な湯である。
掛け流しの加熱浴槽 |
硫化水素イオン(HS)を1.59mg含有し透明、少甘味、微硫黄臭と観察した。源泉のままのヌルイ湯が掛け流しになっている浴槽と弱く加熱して掛け流しにしている浴槽があり綺麗なタイルの床に湯が溢れていた。ドアを空けると床に湯が流れている。掛け流しがすぐ判った。硫黄臭は弱く加熱した浴槽の方から漂っていた。新鮮な使い方で温度もあり良い温泉である。
後ろが源泉浴槽 |
3持世寺温泉 杉野湯
単純泉 26.3度 源泉自噴 ヌル湯浴槽掛け流し 加熱浴槽循環オーバーフロー 透明、少たまご味、硫黄臭 分析表にはHSないが、こちらのほうが硫黄臭あり使い方良し、もう少し温度があればさらに良いが
簡素な外観 |
持世寺温泉は過去には数軒の温泉があったが現在は上の湯とこの杉野湯の2軒のみである。26.3度の単純泉で小さな共同湯として営業されている。やや古びているがタイル貼りの浴槽が左右に2つある。源泉掛け流し浴槽と加熱掛け流し浴槽があるのは上の湯と同じである。
内湯源泉浴槽 |
温度がないので源泉浴槽は水風呂である、これとやや熱めに加熱された加熱浴槽との交互入浴が良いのだそうだ。こちらの杉野湯源泉のほうが硫黄臭が多く透明、少たまご味、硫黄臭と記録した。源泉はすぐ横にあり1mほど地下に下がった3連の水槽に源泉が多量に自噴し流れていた。
加熱掛け流し浴槽 |
4 江汐湖温泉 いこいの村江汐
17.6度 食塩泉 総計1693 透明、少塩エグ味、無臭 循環
エントランス外観 |
2号線より近い江汐湖にある公営の宿。湖の見える高台に白亜の3階建ての建築が建っている。湯は17.6度の鉱泉ながら総計1693mgの弱食塩泉である。大きな内湯の浴槽が一つあり循環加熱されていた。透明、少塩エグ味、無臭と記録した。周囲の緑が美しい宿であるが湯は完全循環が残念。
内湯浴槽 |
○江汐温泉 葉山荘 不在
この宿は宴会、会食のみの営業で、予約があると湯を沸かすらしい。