温泉/関東の温泉

川霧の湯、千本松、那珂川、黒羽、烏山温泉 栃木の新温泉レポート(2ページ目)

栃木の温泉に半日だけ行った。宇都宮を起点に5ヶ所ほどの温泉施設を廻った。特に千本松温泉は絶品で、また川霧の湯、那珂川温泉も良かった。

執筆者:郡司 勇


3 那珂川温泉  皆幸の湯   
  つるつるやや強し 掛け流し、良い湯である。
かいこう1
皆幸の湯エントランス




黒磯駅の近くにある日帰り温泉。綺麗な単純泉であるが掛け流しで使われており、良い温泉であった。最近の温泉ガイド本には、掛け流しマークが付くようになり非常にうれしい。この温泉は未湯で掛け流しマークであったので楽しみにして訪問した。50.4度のアルカリ性単純泉でpH9.0、総計542mgの温泉である。ある程度の量を掛け流しにして丁度適温になるように設計されたのであろうか?内湯、露天風呂ともにプールのような大きさである。多量に縁から溢れ床に流れ出していて掛け流しが一目でわかるようになっている。


かいこう2
掛け流しの露天風呂




この湧出量と使う量から考え出された浴槽の大きさであろう。新鮮さが保たれ、素晴らしいことである。湯は清澄なもので透明、少甘味、無臭であるが、CO3の存在で「つるつるやや強し」のとろみのある温泉が良く75+5の80点の高得点とした。

かいこう3
内湯も掛け流し









4 黒羽温泉  五峰の湯 
 OF循環(露天風呂のみ)内湯循環 CO3が主成分の清澄な単純泉。OHも2.1mg含有しpH9.9 透明、まったりとした甘味、後で苦味残る、無臭。露天風呂はつるつる強し、存在感のある良い湯であるが循環が残念。

くろばね1
和風の瀟洒な外観



黒羽の丘にある綺麗な造りの和風温泉センター。丁度、周囲の芝桜が美しく咲いていてピンクの絨毯のようであった。湯は30.6度の単純泉で総計219mgである。Na58.5  HCO3 55.2(24.7%) CO3 50.2(45.9%)という成分含有量で炭酸ナトリウム系である。透明、まったりとした甘味、無臭であるが循環が残念。

くろばね2
つるつるの内湯




高台にある施設で五峰の湯とは浴室から良く見える男体山、女峰山、高原山、大佐飛山、那須岳のことである。露天風呂は少しながらオ-バーフローしているのか、「つるつる強し」で内湯の「やや強し」よりもとろみ感が強かった。


5 烏山温泉  やまびこの湯  
 重曹の規定泉  透明、無味、無臭 完全循環    

からすやま1
民家のような外観




烏山の山中にある町営の温泉施設。入母屋の平屋で大きな浴槽の内湯と天然石組の露天風呂がある。湯は総計487mgの21.5度である。温度が足りないので単純泉とはならず、泉質名はなく、重曹による規定泉であった。透明、無味、無臭の完全循環で残念であった。しかし重曹系のつるつるやや強しがあり好感した。 

からすやま2
造りこまれた露天風呂


 
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