1 川霧の湯温泉  再訪  
  川霧の湯に行く。昔、夜に行ったので昼に再訪してみる。掛け流し、露天風呂のみの簡素な施設。硫黄臭のある良い湯の掛け流し

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川霧の湯外観



栃木の温泉に半日行った。鬼怒川へ向かう道路に川霧の湯の看板があり、昔夜の訪問であったので、再訪してみた。以前は夕方遅く日が暮れていたが、昼間は前に流れる鬼怒川の景観が美しい露天風呂であった。掛け流しの露天風呂のみの簡素な施設で源泉のまま加工せずに掛け流しされている。湯温調節のために板で2つの浴槽に区切られており熱めの湯とヌル湯になっている。

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川に沿った露天風呂




総計909mgのアルカリ性単純泉で45.3度のものである。HSが0.4mg含有されており新鮮なのでよく表現されていた。透明、少たまご味、微硫黄臭と記録した。すぐ上に篭岩温泉や下流にはうぶゆなどもありこの地帯は掘れば良質の温泉が湧出する所なのであろう。良い使い方と景観の美しさと簡素な施設で好感した。

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2つに仕切って湯温調節








2 千本松温泉   

露天風呂掛け流し、内湯少加水掛け流し この湯は絶品である。褐色透明(深緑色)、油系の刺激的な苦味、油臭強し。つるつる強し、色、味、匂い、体感で素晴らしい個性を発揮していた。すばらしい源泉である。

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簡素な外観



西那須野に北上して観光牧場で有名な千本松牧場に出来た温泉に行った。西那須野IC近くにある。この近くには温泉が点在しりんどう温泉や、やしお温泉、金沢ランド温泉、大鷹の湯温泉、など塩原温泉郷に行く前の平野にも温泉が湧出している。千本松牧場にはいろいろな施設が点在している。その中の一角に小さな温泉施設が建っており、前を通ったが発見できずに2回も行き過ぎてしまった。平屋の瀟洒な建屋の温泉である。なんと言っても湯が素晴らしい。54.5度の総計1001mgであるのでほとんど単純泉に近いが、存在感は10倍の10000mgの温泉より強烈に存在している。

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色の美しい露天風呂




まず色が美しい。一瞬見ると、深緑色であるが良く観察すると薄い褐色透明である。モールの色と思われる。近くの「やしお温泉」や「大鷹の湯」でも観察できるので、この一体はモールの鉱脈があるのであろう。入浴してみると最も大きな存在感は匂いである。強い匂いのためにすぐ判る。この湯ははっきりとした油臭(臭素アンモニア臭)があり、新鮮であることが判った。

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千本松温泉の内湯




飲泉するとこの匂いの元であろう、油系の刺激的な辛味があり再確認させてくれた。さらに入浴感が素晴らしく、炭酸イオンが25.9mgの含有量で総計に対して大きな値となっているために「つるつるやや強し」の滑らかな入浴感になっている。1001mgなのでNa―HCO3、Cl泉であるがほとんど単純泉同様と言っても良いであろう。しかしながらこの驚くべき存在感がある。色、味、匂い、体感ともに高度な良さを表現しており非常に良い源泉である。たいへん良い評価としたい。使い方も満足行くもので露天風呂は掛け流し、内湯は温度調整のために少加水している。内湯の使い方は加水であるが、源泉配管に明らかに判るように、調節器が露出して付けてあり、源泉を生かしていると言うことが一目でわかった。これは演出ではないと思うが、この施設の存在と設計及び見識の奥深さに感動した。鳥取の宝喜温泉でもこれと同様な加水器があり各浴槽に多量に掛け流しにするために少加水していたが、温泉施設は情報開示の方向へ進んでいると思われ嬉しい。