温泉/東北の温泉

東山温泉の文化財、向滝と足元湧出の新滝(2ページ目)

会津にある東山温泉は名湯で温泉街が風情がある。文化財第1号の建築を誇る「向滝」。新築された「新滝」は老舗で地下の千年風呂が足元自噴源泉の浴槽。

執筆者:郡司 勇

 2 東山温泉 新滝夢千年 



1. 地下にある千年岩風呂が圧巻、38度の足元湧出浴槽
2. 総計1727mgのNaCa―SO4,Cl泉
3. 透明、無味、無臭ながら源泉浴槽は素晴らしい
4. 東山第一の浴槽と思われた



新滝1
洋風ホテルと入母屋の折衷様式の外観


東山温泉のほぼ中心部にある温泉。ここも向滝と同じく専用の橋を渡って行く。昔の写真を見ると貴賓館のような洋館と木造の宿が並んでいるが、現在は立派なコンクリートの造りになっていた。


新滝2
奥に洋館と千年風呂の処には和風宿があった


ここには足元湧出で天然岩刳り貫きの、千年湯なる浴室があり、こちらに入浴した。川沿いの地下にある浴室で、古くからのこの宿の源泉であろう。3つの浴槽がならんでおり、手前に底まで白大理石の熱い湯がある。こちらは共同源泉を入れている。


新滝3
足元湧出の2つの浴槽


奥に岩肌が露出しており、2つの浴槽があった。ともに天然岩の素掘りで底は岩である。ややヌル目の湯が自噴しており、底の一部に岩で蓋をしているが、その周囲から足元自噴している浴槽であった。奥の浴槽が湧出量が多いのか手前の浴槽に湯を引いていた。周囲を囲む、深い緑色に苔むした岩壁が風格ある。


新滝4
天然岩の露出した足元湧出浴槽


湯は芒硝泉の38度である。共同源泉は47.8度のNaCa-SO4,Cl(含塩化土類芒硝泉)である。総計1727mgで清澄なものであった。足元湧出の分析表は見なかったが同系のものと推測できる。透明、無味、無臭ながら湧出状況と浴室の雰囲気で素晴らしい温泉であった。ロビーには松平容保や竹下夢路の真筆が飾られており歴史のある宿であると思った。


 3 会津本郷温泉 湯陶里 



1内湯、露天風呂ともにオーバーフローあり
2 Na-SO4,Cl泉 48.7度
3透明、少薬味、無臭 濾過のために浴槽内循環



本郷1
三角屋根の温泉センターの外観


会津本郷町にある日帰り温泉施設。阿賀川沿いにある三角屋根の2階建てで浴室部分は天井が高いので3階に見える。大きな内湯と露天風呂がある一般的施設である。


 本郷2
奇麗な御影石の内湯


48.7度の含食塩芒硝泉で総計1763mgである。東山温泉と似ているがこちらはカルシウムが少ない。


 本郷3
2階にある岩組の露天風呂


内湯、露天風呂共にオーバーフローがあるがゴミ除去のために循環している。透明、少薬味、無臭であった。



※この記事に書かれている情報は2005年5月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。


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