1 羅漢温泉
喫茶店に併設 32度 51.98ME
羅漢温泉は1軒の温泉施設で昔からあった元湯といったところ。新羅漢やスパ羅漢は別に源泉を掘ったが冷鉱泉であった。こちらは32度の低温泉。喫茶店に併設されており通路を抜けて行くと鄙びた浴室があった。51.98MEの放射能泉にしては温度があり32度で2000リットルの湧出とのこと。立派な量である。扇型のコンクリート浴槽で透明、無味、無臭ながら弱いつるつるがあり好感した。この近辺は白い花崗岩が露出している渓谷でいかにも放射能泉が湧出しそうな景観である。完全に澄んだ水が清冽で美しい。
2 スパ羅漢温泉 64.1ME
羅漢温泉の近く、道の駅に造られた温泉センター。26度の単純放射能泉で64.1ME総計175mgのものだ。透明、無味、無臭であるが弱いすべすべがある軽い湯といった感触である。瓦造り和風の瀟洒な建築のセンター系である。内湯のほか打たせ風呂と露天風呂がある。
3 小瀬川温泉 161ME
平屋の数奇屋風の純和風建築で瀟洒な外観の温泉施設。お土産屋に併設されている。16.7度の放射能泉で透明、無味、無臭ながらラドンは161MEと多量に含有されている。内湯のみで露天にうたせ風呂がある。
4 岩倉温泉 18.2ME
古いコンクリート造の国民宿舎。14.1度の単純弱放射能泉 総計102.9mg 透明、無味、無臭 強力に循環されていた。
5 上関温泉
食塩泉 13850 循環 シーサイドホテル上関
高速道路を一気に走り広島から離れ山口県の島や半島の先などの落穂拾いへと進んだ。時間がかかるのでこの後は6湯しか稼げなかった。さて玖珂インターを降りると以前行った由宇温泉や三丘温泉などは通過して半島先の上関にむかって行く。景色の良い海岸線を走り岬の先端にあるシーサイドホテルに入浴した。ほぼ三方が海に囲まれており絶景の敷地である。湯は13894mgの高張性の食塩泉で約20度である。Na 2750 Ca 1010のほかにMg900を含み苦味よりもピリッした辛さが増しているように感じられた。源泉と海の眺めは絶好であるが、湯が循環の点が惜しまれる温泉である。
6 周防大島温泉 ホテル大観荘
周防大島に渡る大島大橋のたもとにある温泉。海峡の瀬戸にあたるので川のようにどんどん流れる潮の動きは鳴門の渦潮などを知らない私にとって驚異的である。驚くべき量の水の動きは畏怖を感じるほどであった。さて湯は単純弱放射能泉で透明、無味、無臭が循環である。演歌風呂を名乗っており待合室には流れるわ、露天風呂でカラオケが歌えるわで爆笑である。また将棋の王将戦の宿でもあった。