安全&クールに楽しむために
富岳風穴駐車場の奥から東海自然歩道へ入っていくとすぐにこんな看板があるのだ |
今回紹介した場所は、無人の溶岩洞穴も含めて、ライトさえ用意すれば普段着で行ける安全な場所。照明付きの洞窟でも、ライトがあると便利だ。ただ、鍾乳洞に比べて歩きやすいとはいえ、足元はせめてスニーカーで。また、鳴沢氷穴や富岳風穴などは、涼しいのを通り越して寒いから、上着を持っていくとベター。歩くときは頭上に注意を。
そしてもうひとつ。最初に書いたように、富士周辺には100を超える溶岩洞穴があって、中には総延長500mを超える大規模なものもあるけれど、冒険気分を味わいたいからといって素人が観光洞窟以外に足を踏み入れるのは危険。特に青木ヶ原樹海周辺は車道や東海自然歩道から外れないように。溶岩洞窟の天井が崩れた縦穴が隠れていることもあり、落ちたら無事では済まない。
そうでなくてもこのあたりは自殺の名所。僕はずいぶん昔、雑誌のおふざけ企画で樹海を半日探検しただけで、自殺志願の女性と、白骨死体に遭遇してしまった。自殺死体というのは結構道の近くにあるものらしい(その時に警察の人が言ってました)。心霊ツアー好きなんて人もいるだろうけど、とにかく樹海の中へは入っていかないようにね。
富士周辺で洞窟探検を楽しむためのリンク
■家族でおでかけ鍾乳洞ーおきらく・ごくらくCAVING
富士周辺の溶岩洞窟も含めて、鍾乳洞を中心に家族で楽しめるスポットを紹介している。最新の口コミ情報がアップされているのでぜひ参考に。
■なるさわ富士山博物館
なるさわ富士山博物館には、リアルに動く恐竜も待っている。あんまり富士山と関係ないけど |
道の駅なるさわに隣接した富士山の総合博物館。恐竜の模型や富士山の巨大模型などがある。屋外の自然探索路では溶岩洞穴や溶岩樹型も観察可能。
■ふじさんネットワーク
富士山の総合情報サイト。リンクが充実している。洞穴関係に限らず、富士山全体の情報ならこちらへ。
■洞窟の国へようこそ
サイトの作者が行った洞窟レポート。今回掲載した溶岩洞窟のうち4ヶ所が紹介されている。
■熔岩洞のページ
溶岩洞窟のリスト、溶岩洞窟に関する学術的な解説あり。ちょっと内容が専門的だけど、興味を持った人や、自由研究の参考資料にどうぞ。