東京から名古屋・大阪方面へ(東名・名神下り):
12、13日は中央道を利用すべし
渋滞を抜けたからといっていきなり飛ばすのはオービス(自動速度取り締まり機)の餌食。安全のためにも休憩を入れつつ一定のペースで |
大都市を結んでいるだけに、どちらが行き、帰りということもなく、お盆の時期は慢性的に渋滞が続いている。逆に言えば、ある程度ばらけていると言えるかもしれない。ピークは11日夜から12日夜にかけての御殿場ICー静岡IC間。10日から13日にかけては、どこかで20km以上の渋滞にはまってしまいそうだ。ただし、名古屋から京都南にかけては比較的流れる予想になっている。
■対策
1:名古屋までは9日から15日まで、全体的に交通量の多い状態が続く。基本的には中央道経由で名古屋へ向かおう。12日は中央道も混雑するが、東京を午後から出ればほぼ大丈夫。
2:京都より西へ向かう場合、名神高速京都南ICから中国道西宮山口JCTまでが最大のネック。9日から14日までは、明るいうちはずっと20km以上の渋滞が発生している予測だ。この区間を通過する時間が18時以降になるよう、計画を立てよう。また、京滋バイパスや名古屋からの東名阪道などの代替ルートもチェック。渋滞に突っ込んでしまってから困らないよう、当日の交通情報に応じて使い分けよう。
名古屋・大阪方面から東京へ(名神・東名上り):
13〜15日は中央道経由で
渋滞を避けるといっても、徹夜でのドライブは疲労が倍増するし、危険度も増す。交代要員がいないなら、遠回りしてでも空いた道を昼間に移動したい |
こちらはさらに渋滞が交通量が分散しているのはいいけれど、逆に言えば「こうすれば大丈夫」という作戦が立てにくい。名古屋から東京までの東名高速については、中央道を回って渋滞を避ければいいけれど、その手前、名神高速も混雑が予想されている。11日から17日頃までは、何時に出てもどこかで渋滞に捕まってしまうだろう。
■対策
少なくとも13日は避けた方が無難。もちろん、深夜から早朝にかけて走れば大丈夫だが、たとえば中国・四国地方、九州地方から帰る場合を考えると、長距離を走ったあとに徹夜で走行というのはあまり賛成できない。休憩を入れつつ、渋滞に合わせて下りで紹介したようなエスケープルートを利用していくしかないだろう。
先を急ぐことより、どう楽しむかも考えよう
SA/PAは休憩以外でも情報集めのために積極的に利用したい。道路標示では得られない、進行方向の詳しい交通情報が得られるはずだ |
今回はGW編同様、「ドラなび」の渋滞予測ガイドから、スムーズに夏休みのロングドライブをこなすための作戦を考えてみた。でも、出発のタイミングとルート選びだけでなく、当日も最新の交通情報を知って、それに合わせて動くことや、ロングドライブを安全に楽しく過ごすためのアイデアも大事なこと。そのあたりについては、以前の記事で触れているので参考にして欲しい。時期は違っても基本は同じだ。
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