古代蓮の里でいがまんじゅうを
タワーの展望台からは浅間山や八ヶ岳なども望める |
さきたま古墳群を歩いていると、北東に謎のタワーが見えるはず。これは行田市のシンボルタワーだ。「なんかまた税金使ってやがんな」などと言わないで行ってみよう。ここは古代蓮の里として整備された公園。建設工事で出土した数千年前のハスの実が発芽したことから、その種を増やした行田蓮を始め、世界中のハスの品種41種10万株が集められた水生植物園になっている。花期は6月中旬ということで、冬はなんにもないんだけど、有料施設の古代蓮会館に入れば意外なほど展示は充実していて、高さ50mの展望台の上ではしっかり展望ガイドまでしてくれる。ちなみにここには行田のフライマップも置かれているので、フライを食べに行くならもらっていこう。
これがいがまんじゅう。まんじゅう自体の皮の食感はほとんど感じないけれど、これはメーカーによって違うかも。 |
そしてここでもローカルフードをチェック。入口の売店で売られている「いがまんじゅう」だ。あんこの入ったまんじゅうのまわりを赤飯で包んだもので、こちらは行田に限らず埼玉県北部では一般的な郷土料理らしい。名前は、赤飯のつぶつぶで包まれた姿を栗のイガに見立てたもの。もっちりした赤飯の歯ごたえと、あっさりした甘さのあんこが絶妙にマッチしていて、甘党にはかなりおすすめ。売店には通常3種類のいがまんじゅうが置いてあるとか。
最後の締めはうどんの町加須で
古代蓮の里から県道364号を北上し、すぐにR125へ右折。東北道加須ICを目指そう。埼玉ローカルフードめぐりの仕上げは、小麦粉食品の代表、うどんだ。ここまではわりあいスナック系だったから、まだまだ食べられるでしょ。加須市は平成2年に「うどんの町」宣言をしているほどの本場で、30軒以上のうどん店がそれぞれのやり方で味を競っている。。やや透き通るような飴色をした麺は、手打ちならでは。そのコシを味わうなら、寒い季節とはいえ冷たいうどんがおすすめ。
加須うどんの発祥の地ともいわれる不動尊前で、創業200年という岡村屋さんの盛りうどん。ここはうまいです。 |
●手打ちうどんのまち加須
手打ちうどんの食べ歩きマップがある。2月は冬の食べ歩きキャンペーンを開催中だ。
●うどん紀行
燕二郎の食べ歩き日誌内にある加須うどんのページ。こちらを参考に食べ歩くといいかも。
R125をそのまま直進すれば、東北道加須ICはすぐそこ。時間に余裕があるなら、さいたま水族館でソウギョやチョウザメの巨大魚を見に行って帰ろう。かなり迫力あります。