広域農道って?


ビーフライン
茨城県城里町のビーフライン。こんな快適な道が山並みを塗って続く
広域農道は、農林水産省の補助によって都道府県が整備する農道の一つ。
農作業に利用するだけでなく、生産地からの収穫物を効率的に出荷するため、市町村の境界を越えて広い範囲で整備されていることから、広域農道と呼ばれている。農道とはいうものの、実際に走ってみるとどこも幅が広く、走りやすい道になっていることが多い。大げさに言えばまさにハイウェイ並みなんだ。農作物を傷めることなく、より早く出荷するためという名目があるんだけど、知らないドライバーには、「なんでこんなところにこんないい道があるの?」と不思議に思うだろう。

地図では意外なほど目立たないのは理由がある


ところが、ドライブマップやカーナビの地図では、広域農道はそれほど目立つような描かれ方はされていない。これには理由があって、地図の場合、高速道路や有料道路は青、一般国道は赤、県道などは緑といった約束があるんだけど、広域農道の場合はこの約束に当てはまらないからだ。つまり、無色で、せいぜい道幅が広く描かれているくらい。このため、地元の車両以外には積極的に使われることが少なく、多くの場合交通量も少な目になっている。

アクセスルートとしても、展望ドライブにも
広域農道はおすすめ!


八ヶ岳エコーライン
八ヶ岳エコーライン沿いからの南アルプス。まだ全線開通前だが、感動的な眺めが楽しめる
広域農道は、いくらハイウェイのように走りやすくても、制限速度は一般道。農道である以上農耕車両が優先なので注意しなくちゃいけない(40km/hが普通)けど、それを知って走る分にはドライブには最高の道。当然ながら基本的に農地の広がるエリアをつないで走っていて、市街地を抜けることはないから、信号は少なく、車窓からの眺めを建物に邪魔されることもない。また、信州や山梨方面では、見晴らしのいい山腹を走っていることが多いんだ。
最近では、ほかの農道と合わせ、地元で愛称を付けて観光のためのPRをしているところもある。地図でそういった愛称の付いた道を見つけたら、ぜひ立ち寄ってみよう。


それいけ農道 広域農道編
林道評論センターというマニアックなサイト内のコンテンツ。西日本を中心に紹介している。「農道はツーリングやドライブのルートには不向き」と断言してるわりには、それぞれのコースは結構ドライブガイドしてます。

Grand Touring Japan
アウトバックで行く日本の旅というサイト内の農道・林道紹介。山梨県の2本だけですが、2つとも絶対のおすすめ。僕もよく行く道です。

WINDY EXCURSION
バイクツーリングを中心にしたサイト。広域農道データベースがあり、写真と共に各地の広域農道が紹介されています。おすすめ度だけでなく、無駄遣い度(!)もチェック。
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