タバコの値段は3倍、地下鉄の初乗り運賃は4倍弱
では実際に、1日の行動をシミュレーションしながら、いろいろな物の価格をみてみましょう。特別なイベントのない、普通の1日を想像してみてくださいね。1日の出費シミュレーション |
※1ポンド=200円で概算 |
サンドイッチとドリンクだけの軽いランチが700円相当! |
ちなみに、マクドナルドのビッグ・マックのお値段は、単品で1.94ポンド(約390円)、ポテトとドリンクがついたセット価格では3.29ポンド(約660円)です。
地下鉄の初乗り運賃は、2007年の1月2日から一律4ポンド(約800円)になりました。これは、世界一の高額なのだそうですよ。ただし、この料金は毎回乗るたびに切符を買う場合の運賃。長期滞在するなら、定期券とプリペイドカードが一体化されている「オイスターカード(Oyster Card)」を利用するのが断然お得です。オイスターカードで支払うと、初乗り運賃は一気に半額以下の1.5ポンド(約300円)になるのです。このオイスターカードについては、「ロンドン版のPASMO、Oysterって?!」で詳しく説明しています。
食材そのものはお手ごろ
では、何から何まで高いのか?というと、そういう訳でもないのです。たとえば、牛乳やパンなどの食品は、他の物と比較すると随分価格が抑えられています。食材の価格一例 |
※1ポンド=200円で概算 |
オーガニックものになると多少割高になりますが、それでも手の届かない値段ではなく、日本の価格とも大差はありませんね。
物によって、国産・輸入の差や税率の差があるので一概には言えませんが、簡単に分けると、食材などの「基本的生活物資」は安く、タバコや外食などの「嗜好品、贅沢品」は高価と考えればよいでしょう。
出費をおさえるには、外食や出来合いの食品を買う回数を減らして、自炊に徹するのが一番の近道です。また、喫煙者にとってはタバコ代が最も大きな出費になりそうですね。安価な巻きタバコもありますが、出費の大きさに耐えかねて自然に吸う本数が減っていき、無理なくタバコをやめられたという人も多いようです。
なお、2007年にはパブやバーでも全面的な禁煙が実施される方向なので、出費以上にタバコを吸い難い環境になっていきそうです。この禁煙法については、「2007年7月、ロンドンから○○○が消える?!」の記事内で解説しています。
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