イギリスの牧場で満喫、ワンランク上のアウトドア体験 

ガブリエル

キャンプ施設でありながら、設備はホテル並みに充実しているのがグランピング施設の特徴。ワンランク上のアウトドア体験が楽しめます

ロンドンから列車でわずか1時間足らず。「英国の庭」とも呼ばれる、自然豊かで風光明媚なケント州にある牧場に、今回ご紹介するグランピング施設「ガブリエル&バシーバ(Gabriel & Bathsheba)」があります。

ここは、お手軽かつ快適にイギリスのアウトドアを満喫できる、癒し度満点の宿。一風変わった宿に泊まってみたい、イギリスの自然に触れたい、そして、何だか不思議な「あの動物」と戯れたい……そんな方にオススメの場所です。

ところでグランピングって何?

「グランピング(glamping)」とは、設備充実のキャンプ施設で快適にアウトドアを楽しむ、新しいスタイルのキャンプのこと。「グラマラスな・豪華な(glamorous)」と「キャンピング(camping)」をあわせた造語です。

グランピング施設の形態は、遊牧民のテントやサファリロッジ、ツリーハウスやコテージなど様々ですが、共通するのは従来のキャンプとは比較にならない「快適さ」。自前のテントや寝袋は不要でバスルーム完備の所も多く、設備は普通のホテルとほぼ同じです。本格的なキャンプはちょっと苦手……という方も安心して楽しめる、ワンランク上のアウトドア体験なのです。

2013年に入って日本にもグランピング施設がオープンしましたが、イギリスでは一足早く10年ほど前に登場しました。「ホテル並みの設備なのに、あくまでもキャンプ」というコンセプトでオシャレ系セレブの間で人気となり、今ではすっかり一般に浸透しています。それでは早速、「ガブリエル&バシーバ」の充実施設をご紹介しましょう。

設備充実の羊飼い小屋で、快適グランピング!

ガブリエルとバシーバ

左側がメインのリビング&リビングスペースとなる「ガブリエル」、右側に見えるのがバスルームの「バシーバ」

さて今回ご紹介する「ガブリエル&バシーバ」は、移動式の羊飼い小屋を改造したものです。メインのリビング&ベッドスペースとなるのが「ガブリエル」、そして別棟の「バシーバ」がバスルーム。いずれも清潔感のあるカントリー調インテリアでまとめられており、設備の充実度や快適さは、中級クラスのB&Bやホテル並みか、それ以上と言っても過言ではありません。

ガブリエル内部

カントリー調にまとめられたインテリア。ベッドの寝心地も快適でした

この快適さは、ひとえにオーナーであるミシェルさんの気配りの賜物。設備の充実度に加え、彼女の気さくでフレンドリーな雰囲気や、つかず離れずの絶妙な距離感が心地よく、何となく「親戚宅の離れ」に泊まっているような気分で寛げます。チェックインの日、ガブリエルに入ってみると、テーブルには手作りのウェルカム・スイーツが。こんなところにもミシェルさんの心配りがうかがえます。

ガブリエルは、入口側がダイニング/リビングスペース、その奥に作りつけのダブルベッドという配置。チェスト、小さめのテーブル&チェアのセットと食器棚が置かれているほか、可愛らしい薪ストーブまでありました。四方の小窓からは明るい光と心地よい風が入る、絶好のお昼寝スペース!また、窓を閉めれば風雨はバッチリしのげるので、お天気の良くない日でも心配は要りません。

 

バスルーム

キャンプ施設とは思えない、設備充実のバスルーム。ゆったりお湯につかってリラックスできます

バシーバには、水洗トイレや洗面台はもちろん、ロマンティックなネコ足つきバスタブにシャワーまで。タオルやシャンプーなどのアメニティーも完備という充実ぶりです。ここにも小さな薪ストーブが設置されているので、寒さの心配もなさそうです。また、ガブリエルから別棟のバシーバまでは屋外を歩くことになりますが、懐中電灯が備え付けてあるので暗がりでも安心です。

ただし唯一足りないのは、高電圧の電源。そのため、冷蔵庫や電気湯沸かしポケトルは、ミシェルさんたち家族が暮らす母屋の娯楽室に設置されています。母屋までは歩いて2~3分と近く、娯楽室へは24時間自由にアクセスが可能なので、不便は感じません。

次のページでは、気になる食事のこと、そして「あの動物」といよいよご対面!