これから何回かに分けて、英国王室御用達の誉れを与えられたお店をご紹介していきます。第一回目のレポートでは、ロンドンの高級ショッピング街、特に英国紳士の装いで有名な老舗が軒を連ねるジャーミン・ストリートのど真ん中にある、グルメ嗜好の究極のチーズ専門店をご紹介します。

職人のこだわり“アーチザン・チーズ”

royal warranty cheese
手作業による行程で生産された職人のチーズのみを扱う王室御用達のチーズ専門店
パックストン・アンド・ウィットフィールドは、1797 年創業のイギリス最古の歴史を誇るグルメのチーズ専門店です。1850 年にヴィクトリア女王に王室御用達の名誉を与えられて以来、150 年以上も歴代の王や王族の食卓を賑わせてきています。

この店の特徴は、“アーチザン・チーズ” と呼ばれるチーズだけを扱っていることです。“アーチザン・チーズ”とは、小規模な農場から仕入れられる、吟味されたミルクだけを使用し、大量生産を行わない手作業による行程で生産された職人のチーズのことです。

ミルクは、牛(ヤギ、羊)の血統、年齢、農場の土の性質、天候などの、さまざまな要素によって、香りが異なってきます。そのミルクが本来持つ風味をいかに壊さずに、チーズという形で保存できるかということがアーチザン・チーズ職人たちのこだわりです。そのため、通常は、1 つのチーズに使用するのは、1 つの農家から仕入れたミルクだけで、複数の農家のミルクを混ぜることはしません。混ぜてしまうと、せっかくの風味が損なわれてしまうからです。


どれにしようか迷うほどの品揃え

royal warranty cheese
チーズの山の中から、自分好みのチーズを探します。
種類も豊富でイギリス産だけでも約 80 種類、外国産のものは約 100 種類もあります。でも、パックストン・アンド・ウィットフィールドでは、チーズの鮮度を失わないために、毎日チーズをその場でカットして販売しています。

どれを買おうか迷ってしまいますが、この店は、買う前に試食が可能です。いろいろ試食をお願いしても、懇切丁寧に対応してくれます。また、日本人店員もいますので、英語が苦手な方でも自分の好みを日本語で説明でき、お好みのチーズを選ぶのを手伝ってもらえます。ぜひ試していただきたいと思います。