文章:吉田 摩弥(All About「ロンドンで暮らす」旧ガイド)

ロンドンの物価って、どのくらい?……滞在の予算を考える時に、まず知っておきたいのは物価の目安ですね。「東京に比べれば、世界中どこだって安いでしょ?」と考えていると、滞在費が足りなくなって早々に帰国、なんて悲劇も起きてしまうかもしれません。

今回は、そんな物価のお話です。

※この記事中では 1ポンド=200円 で換算しています。

ロンドンの物価は、東京の2倍?!

イギリスの通貨
日本の感覚で生活したら、気がついた時にはお財布が空っぽ?! とならないよう、早く物価の感覚に慣れておきましょう
各都市の物価を比較するときに、よく参考データとして引用されるのが、イギリスの経済誌『エコノミスト』が発表する物価のランキング。ニューヨークの物価を100として算出した各都市の物価指数をもとに決定するこのランキング、東京の順位は2006年こそノルウェーの首都オスロに抜かれて2位になりましたが、それ以前は14年間連続で第1位でした。一方のロンドンは2005年、2006年と2年連続で第7位。これだけを見ると、ロンドンの物価のほうが東京よりもずっと安いように思えますね。

「でも……これ、違うんじゃないの?」 ロンドンに住む人ならきっとそう思うでしょう。

実際にロンドンで生活してみると、まず驚くのが物価の高さ! 為替レートは1ポンド=200円前後で変動していますが、実際には1ポンドが100円のように飛んでいく感覚なのです。もちろん物によって異なりますが、日常生活をする感覚では、東京の物価の2倍程度と考えてもいい程です。

物価が高くても、収入がそれに対応していれば問題ありませんが……実はそうでもないのです。イギリスでは収入格差が大きいため、ひとくちに"平均収入"といっても難しいのですが、大学新卒者の年収の相場は1万7000ポンド(約340万円)。ここから所得税や社会保障費などが天引きされて、手取り額はその75%程度です。物価が倍だからといって、収入も倍だというワケではないのですね。

>>では実際に、次のページで1日の出費をシミュレーションしてみましょう。驚きますよ!