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香港の結婚式&披露宴(後編)(2ページ目)

香港での披露宴に出席することになったときに役立つ、ご祝儀の額や披露宴の流れについてをご紹介します。

執筆者:矢澤 有紀子

披露宴会場のマージャン卓にビックリ!

麻雀
お金を賭けて真剣勝負!
披露宴は、夕方5時からというのが一般的。でも、その5時に行ってしまうと大変なのです。香港では料理がスタートするのが8時となってますが、それまではマージャンと写真撮影の時間。マージャンに参加できるのであれば別として、普通は8時前後に会場に到着するように行けば大丈夫です。というのも、料理はまず8時前には出てこないからです。


写真撮影の時にご祝儀を渡せます

会場入り口家族写真
新郎新婦の写真が飾られている会場入り口。風船や造花を使った飾りつけをよく見ます。
ご祝儀は披露宴会場の受付で渡しても問題ありませんが、新郎新婦に直接渡すほうが喜ばれるようです。7~8時ごろに会場に入ると、新郎新婦は延々と写真撮影をしてます。友人とも写真を撮ってくれますので、その際に「おめでとう!」と渡すといいでしょう。


ケーキカットや伝統的な儀式もあり

家族写真
家族と一緒に、親族と一緒に、友人と一緒に……と延々と写真撮影が続きます。
料理が出てくるまでの時間に、写真撮影以外にもケーキカットや親戚にお茶を差し上げる儀式などが行われることがあります。もし早めに会場に着いた場合は、これらを見るのもいいでしょう。


子豚の丸焼きで料理スタート!

子豚の丸焼き
目が電球でちかちか光る子豚の丸焼きというのもありますが、これは目がチェリーで普通ですね。
料理は、たいてい写真撮影が長引いたり、マージャンしてる人がなかなか席に戻らなかったりで遅れます。いつもだいたい夜9時近くになってからのスタートです。新郎新婦が再入場し、子豚の丸焼きが出てきて始まります。しばらくしたら、新郎新婦が家族・親戚が一団となって各テーブルをまわりお酒をついでくれます。その際は、ぜひ席を立って乾杯しましょう!


新郎新婦が見世物になる余興もあり

赤パンツ
余興の途中で、赤いパンツをはかされた新郎。
香港人同士の結婚での披露宴では、かなりえげつない(!)余興が待ってます。どちらかというと、新郎新婦を見世物にしてみんなで楽しむという感じです。私が見たものでは、目隠しして新郎または新婦を多くの人の中から選ぶ、ワサビを新郎にたくさん食べさせるなどなど。新郎新婦はかなり覚悟しておかないといけませんね~。


デザートとみかんがでてきたら終了

中国みかん
招待客は縁起のいい中国みかんを持ち帰ります。
デザートとみかんが出る前後から、招待客がどんどん席をたち、帰っていきます。出口では新郎新婦がお見送りします。だいたい夜の11時すぎぐらいでしょうか。香港の披露宴はかなり宵っ張りです。


日本とはかなり違う披露宴ですが、あまり肩肘張らずに出席できるのが香港の披露宴のいいところだと思います。服装も女性だったらワンピースなどのおしゃれ着、男性は普段着よりもちょっとおしゃれしてというぐらいで大丈夫です。念のため新郎新婦にどのような雰囲気の披露宴かを聞いて、服装も考えるといいでしょう。



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